毎日新聞の記者が菅直人首相の夫人、菅伸子さんを誘って飲みに行ったらしいのですが、そのときの伸子さんのトークがとにかくすごかったのです。曰く、
● モノも地位も名誉もいらない。元気で選挙ができたらそれが一番、こんないいことない。
● 菅直人が首相になること自体、日本中が小粒になったことのあかしよ。永田町も草食系ばかりだし。人間を育てないといけないわね。教育なのよ、結局は
● 去年の衆院選で勝ちすぎちゃったからね。まあうちの地力、こんなものよ。1人区でボロ負けしたでしょ、県会議員や市会議員がほとんどいませんから。
● 小沢さん、あそこまで行った人なのに、まだまだやりますよ。9月の代表選で菅がやられるかも
● 公邸に引っ越したとき、9月までの洋服とか着物しか持って行ってませんよ。<略>すぐ吉祥寺の自宅へ戻らなきゃならないかもわからないし。可能性高いわよ……
● 菅には、みんなの党の公務員制度改革のアイデアを丸のみしちゃったらって言ってるんです
● 財務相からすぐに首相になったんですよ。財政を何とかしなくちゃって思いを引きずっていましたから。財務相の気分で首相になっちゃったんですよ。
自分がファーストレディなことを忘れたかのようなぶっちゃけトークだけど、分析自体はよく聞くと、意外と冷静で説得力がある。
そして、三度の飯より選挙が好き。権力欲とは無縁のところで選挙が好きっていう感覚は、不自然なまでに新鮮で驚きを禁じえません。
そしてそんな夫人を普通に飲みに連れて行ける毎日新聞記者の政治力も何気にすごいです。
大臣 増補版
菅 直人 (著)
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