ためしてガッテンの「唐辛子から辛さを抜く」特集は大きな話題を呼んだそうで、僕も観ててたいそう驚きました。
特に、番組中で紹介された、辛くない唐辛子を使った新調味料「真っ赤ジャン」は、すごく美味しそうだったので、僕もさっそく作ってみたのですが……
なんと言いますか、僕がどこかで失敗したのでしょうが、とにかくダメでした。
以下、簡単に作ってみた記録を記しておきます。今後チャレンジする方は参考になさってください。
【基本の作り方】
ホームページにも書いてあるしテレビでも言っていましたが、
まず、辛くない唐辛子の作り方は以下の通り。
1.乾燥とうがらし2パック分(10~15g)を用意。はさみで2つに切り開き、中のタネを取り除く。辛味を完全に抜きたい場合は、果肉に残った胎座(ちょっと薄ピンク色のとこ)の根もとも完全に取り除く
2.ホワイトリカー(アルコール35%)300mlに2時間漬け込む。辛さが残る場合は、ふたの付いた容器にホワイトリカー100mlと漬け込んだ後の唐辛子を入れ、3~5分振る
次に真っ赤ジャンの作り方は以下の通り。
<材料>
● 辛味を抜いたとうがらし(みじん切り)…17g(乾燥5g分に相当)
● パプリカ(表面を焼き皮をむく)…1個分
● サラダ油…大さじ4
● 酒…小さじ1 1/2
● しょうゆ…大さじ1
● かつお節(粉末にしたもの)…3g
● 粉チーズ…5g
<作り方>
1.フライパンにサラダ油を入れ、とうがらしとパプリカを弱火でじっくりいためる。水分が充分にとぶまで加熱するのがポイント
2.酒としょうゆを入れて混ぜたあと、かつお節と粉チーズを入れてさらに混ぜる。全体になじんだら完成
【引っかかったポイント】
先週末の真夜中に作ってみたのですが、テレビにもWebにも書いてない部分で、結構引っかかりました。
以下、列挙します。
● 作ると意外と高くつく
特にホワイトリカー。梅酒などをつけるときに使う用は大体1.8リットルで1300円くらいします。
その他もろもろ材料を合わせると1500円以上に。調味料を作るのにこの値段は……と、少し考えてしまいました。
たぶん別の酒でもいいのでしょうね。特殊な味のついてない焼酎とか。
● 完全に辛さは抜けない
胎座を完全に切り取り、2時間リカーに漬けただけでは、まだ全然辛さが残っています。
僕の場合はその後蓋付き容器に新しいリカーと唐辛子を入れて5分ほど振り、なおかつ別のリカーにつけてさらに2時間漬けて、ようやく「ちょっとピリ辛」くらいまで辛味を落とすことができました。
完全に辛くない状態にするのはどのくらいやればいいのか、ちとわかりません。
● 紹介してある材料の3倍くらい作ったほうがいい
紹介されている材料だけだと、本当にちびっとしかできません。
たぶんパプリカ3つくらい(それに合わせて他の材料も増やす)使った方がいいと思います。
● パプリカの皮むきが面倒
実はパプリカの皮むきってやったことなくて……
茹でたり焼いたり、色んな方法を試してみたのですが、なかなかちゃんとむけず、トラウマになるくらい時間がかかりました。
今後作られる方は、事前にキッチリと調べておくことをおすすめします。トマトみたいにはいかず、思ったよりも手間かかります。
● かつお節は「粉末にしたもの」
あとはかつお節を入れるだけ!という段になって、粉末じゃなくて普通のかつお節パックしかないことに気づき、仕方ないのでなんとなくみじん切りにして入れました。
これから作る方は、ちゃんと粉末のを買ってください。
● あんま美味しくない
これだけ苦労して、ようやっとできた真っ赤ジャンなのですが……
美味しくなくて意気消沈です。
粉チーズとかつお節を甘辛くしました、という味。特に味が混ざってハーモニーになるわけでもなく、単純にチーズとかつお節の甘辛……
きっと作り方が悪かったのでしょう……でもレシピ自体は単純なので、そんな致命的に間違えたところはないと思うのですよね……
まさか、かつお節が粉じゃなかったら全くダメ、というものでもないでしょうし……
● 結論
作るのが大変な割に満足度が大変低かったので、次回挑戦するためのHP回復には、だいぶ時間がかかりそうです。
もう自分で作るのは面倒なので、ぜひ商品化して売って欲しいと思います。