「ゲーテ」という雑誌があります。お金持ちのビジネスマン向けの雑誌らしいのですが、んーあー、どういったらどの方面にも角が立たず正直に気持ちを表現できるかなあ。まああれよ。内容がユルいんですよ。優秀なビジネスマンの優秀な部分以外のところを凝縮しましたみたいな、そんな雑誌なんですよ。
その今月号が、クリスマスや年末らしく、美味しいレストランなどをまとめた特集を組んでいるのですが、タイトルがですね……
不味そうにもほどがあるんです。
「ゲーテイスト」って……どう考えても嘔吐インスパイア。
まっさきにサウスパークのこれを思い出しましたよ……
まあ、ゲーテのことですから、きっとこれもわざとなんだと思います。
村上龍のコラムのフォントサイズが親指くらい大きいのも、長渕剛のインタビューで筋肉に話題を集中させたのも、中田さんを脱がせてジョジョみたいにしたのも、全部わざとなんだと思います。
ちょっと変な名前をつけて、それをユーモア感覚として楽しむ、的な、LEON的な……これが大人の余裕ということなのですかね。
ゲーテに学ぶ 賢者の知恵
適菜 収