タリーズもいつも何かが起きますが、スタバもあなどれません。
先日、白金高輪スタバで、僕の隣に、お金持ちのご子息っぽい男子高校生が2人座ってたんです。
2人とも、白いカーディガンを着て、ネクタイをしめた制服を着ています。
細くて、色白で、眼鏡で、茶髪。
iPhoneをいじって写真を見せ合いながら、
「こいつ可愛いよなー」
「だってお金持ちでモデルだから」
「うっそー、なんでお前、そんな人と知り合いなんだよ!」
「おれ、ぜってー英語しゃべれるようになる」
「俺も今度から外国住むからさ、英語ペラペラになるぜ」
「この写真のおれ、格好いいだろう?」
「すげー! 誰が撮ったんだよ? お兄ちゃん?」
「ちげーよ! 知り合いのカメラマンの人だよ」
とかなんとか、普通の高校生トークなんだけど、ところどころで地獄のミサワ的にイラッとさせられる会話を交わしていました。
……が、ふと、そのうちの片方が、こうつぶやいたんです。
「なあ、お前、卒業式に泣く?」
青春だなぁ!
こんなセリフ、丸の内OLのお姉さま方が聞いたら、胸キュン死しちゃうんじゃないでしょうか?
泣くかどうか聞かれた方は、「あー、うーん…」と曖昧に返事し、「……あー、宿題やりたくねーなー」など別の話題をはじめていました。
今が一番幸せで、ずっと今の状態が続いて欲しい、と心のどこかで思っているのですかね……大人も結構楽しいから心配しないでいいですよ。
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
ティナ・シーリグ (著), Tina Seelig (原著), 高遠 裕子 (翻訳)