東京マラソンを走ったみなさま、お疲れさまでした。花粉症の方はお辛かったでしょう……次回は時期がちょっとズレるといいですね……
ところで、今回の東京マラソンの映像でご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、今なにかと話題のパンダのコスプレをして走っていたこの人↓
どう思います?
「あはは! おバカで最高!」
「ランナーズハイってこういうことを指すの?」
「よくやるよなー」
みたいな感じですかね? ちなみにウチの娘(1歳半)は「ぱんば! ぱんば!」と大喜びでした。
彼、実は最近仲良くなったのですが、この格好で走りながらUstreamで中継し、かつ走り終わった後、そのままの格好で家まで走って帰ったそうです。
ここまで読んで、熱心な小鳥ピヨピヨ読者であればピンと来た人もいらっしゃるかもしれませんが、そう、彼は例の北極じゃなくて南極マラソンに出ようとしている人でもあります。
そして、グルーポン・ジャパンの創業メンバーでもあります。
という説明だと大雑把過ぎるので、もちっとちゃんと書くと……
彼、小野裕史さん(@8ono)は、独立系ベンチャーキャピタルのインフィニティ・ベンチャーズLLPの共同代表パートナー。
彼自身、グルーポン・ジャパン(旧Q:pod)は構想段階から創業、たった二ヵ月後の米Grouponの資本参加、そして現在に至るまで一貫して経営周りのサポートを続けているようです。
また、サンシャイン牧場で有名なRekoo Japanにも投資し、一時期は同社の社長をつとめていました(今も取締役ですね)。
同LLPのサイトを見ると……メンバーは3人。
投資事業だから労働集約型ではない、とはいえ、ポートフォリオを見ると他にもUstreamに投資していたり、中国で活発に投資活動をしていたり、なんだかすごい! と感心せざるを得ません。TeckWave湯川さんが最強のチームと呼ぶだけあります。
そしてそして、小野裕史さんの前職は、iモード初期から中期にかけて日本の携帯コンテンツ業界をリードしてきた会社の1つであるCAモバイルの、ほぼ創業に近いメンバーであり、専務です。この時代に受けたcnetのインタビューでは、こう書かれています。
シーエー・モバイル専務の小野裕史氏。注目される急成長モバイルビジネス集団の若き経営幹部
すごいですよね。もちろん1人の力じゃないとしても、たった10年で3つも4つも大きいビジネスを1から作ってるんですよ?
つまり、うちらの業界のうちらの世代では、最強の実力者の1人なんだと思います。
で、今日のこのエントリーが何を言いたいのかというとですね……
こんなすごげな人が、豪華でセレブな生活を送るでもなく、キャバクラ豪遊するでもなく、美食三昧なわけでもなく、オレがいかにすごいか滔々と語るでもなく、ハイブロウで金のかかった趣味を見せつけるでもなく、自らのパワーエリートな能力や派手な交友関係を誇示するでもなく、日本を憂いたり叱ったり見放したりするブログを書くでもなく、これほどバカで大変なことをやっちゃってるって、なんだか痛快じゃありませんか?
そういうのって、周りや自分自身を元気にするし、運気も良くすると思うんですよね。だってそれって、不必要なストレスや不安や渇望や嫉妬とは無縁の、本当にしたいことをしている力だと思うから。自尊心の力だと思うから。
反省して、僕も見習おうと思います(どの点を?)。
パンダだらけ
エポック社