ありがたいことに、僕も、ときどき献本をいただきます。
いつもありがとうございます。
が……
こんなのを献本されたのは、はじめてです。
思わず、封を開けた瞬間に読みふけってしまいました。
どんな本だったかというとですね……
A4コピーの束。
何これ!? ゲラ?
どういうこと!? 僕がゲラチェックするの!?
なんで!?
どうしてそんなことに!?
全然何も記憶にないんですけど!?
もしかして、僕の名前がたくさん出てくるから、一応チェックして欲しいってことなのかな……
と、思って読んでみたのですが、
どこにも出てこない!
全然僕と関係ない!
じゃあますます何故に!?
何故これがここに!?
Why!?
難事件すぎます。
何回ページをひっくり返しても、疑問は深まるばかりです。
あんまりにも不思議だったので、本の著者のはあちゅうに問い合わせてみました。
すると……こういう顛末だとのことでした。
校了中のゲラが、何故か大量の人に配布されたらしいです。
こんなことってあるんですね……っていうか出版社の人、作業中に「なんかおかしい」って気づかなかったんですかね?
まあ……良かったんじゃないですかね。
はあちゅう自身はあまりのことに二晩ほど泣き明かしたそうですが、結果としては僕も即効目を通し、こうしてブログに書くほど注目したわけですし。
ほ、ほら、ネタを提供するのって、やっぱ大事じゃないですか。
アテンションエコノミーにおいては「ネタ命」っていうか。安全な範囲内でのアクシデントは、みんなを楽しませるための良いスパイスになるんじゃないかと思います。ええ、はい。うんうん。
ちなみに、書籍は「アドガール 大手広告代理店新人日記」というタイトルで、新社会人となったはあちゅうの珍道中や新発見を楽しくまとめた内容でした。
広告業界の話がメインですが、別に業界むけの本じゃないので、どなたでも楽しめます。そうそう、社会人になりたての頃って、いい意味でも悪い意味でも新鮮な驚きに満ちてるんですよねー。同じく新社会人の人は共感しながら、もうだいぶ世間の垢にまみれた大人たちは初々しさを懐かしく思い出しながら、気軽に読めるんじゃないかと。
面白かったですよ。まだA4コピー用紙状態なので当然発売されてないのですが、Amazonで予約は受け付けているみたいなので、もし興味があったらどーぞ!
アドガール 大手広告代理店新人日記
伊藤 春香 (著)