六本木ベルファーレ跡地にできた、ニコニコ動画の新施設「ニコファーレ」の完成お披露目会に行ってきました。
スタンディング400人弱のライブハウス。特徴は壁4面と天井に埋め込まれたLED。これを使って、迫力あるVJ的なことをすることもできるし、ステージの映像とCGを組み合わせたAR(拡張現実)のようなこともできるし、ネット上のニコニコ動画とリアルタイムに連携してコメントを表示したりすることもできる。
ビジネスモデルとしては、施設貸し(結構高い)やチケット販売の他に、ここでのライブ放送をネットで有料で見る「ネットチケット」販売に期待がかかっているように見えました。「ネットのチケットなんて売れるの?」と疑問に思うとこもちょっとありますが、ニコニコ大会議のネットチケットは51,600枚売れたそうですので、イベント内容によっては相当行くかもしれません。
Dommuneにものすごくお金をかけてニコニコ的なノリを加えたような、色んな可能性を感じさせるスペースでした。
たまたまご一緒したデイリーポータルZの林雄司さんが「昔の人が考えた未来みたいだった」と言っていましたが、まさに絵に描いたような未来っぷりでした。
もちろん、あまりにもいろいろでき過ぎるので、ここの可能性を生かしきるイベントが生まれるのはまだ少し先な気がします。また、今後、施設内の細かいところ(スピーカーの位置とか)はいろいろ修正が入るのでしょう。
何より、基本的なデザインのトンマナがトロンに似過ぎているのが気になります。まあこれは何かの冗談で、近いうち変わるのかもしれませんが……
しかし、この基本コンセプトと、例えば初音ミクなどが組み合わさったら、すごいでしょうね……
攻殻機動隊のあの討論番組シーンも、技術的にはほぼ完全に再現できちゃうのではないでしょうか……
僕はディスコは完全スルーしていましたが、ベルファーレ自体には結構思い入れがあります。
90年代の毎週日曜日昼にニューヨークで行われていた伝説的なイベント「BODY&SOUL」の日本出張版が最初に行われたのもここだし、最近出所してきたYou the Rock★がゲリラ的に行っていた深夜ラジオのイベントが行われたのもここでした。
だからニコファーレにも、ネットやストリートやアンダーグラウンドから上がってきたような、オリジナリティ溢れるイベントが開催される事を期待します。そうなったらいいなー。