すきやばし次郎と言えば銀座の高級鮨。アメリカで「Jiro Dreams of sushi」というドキュメンタリー映画が作られるほどの超有名店です。
そのすきやばし次郎の暖簾分け、それがこの豊洲店。
美味しくてかつ銀座の本店よりはリーズナブルなんじゃないかと考え、夜に行ってみました。
これが店前。
なんていうか、超普通。団地の1階にあります。最初は気づかずに通り過ぎてしまうくらい地味でした。
店内も普通。清潔でしたが、とりわけ「鮨屋っぽさ」はありません。
平時の夜で、20席弱の店は客の入りは7割くらい。主人も特に頑固親父風なことはなく、ごく普通の優しいおじさん。
まずは、お任せで握ってもらいます。
そして最初に出てきたのが、冒頭の写真の中トロ。口の中で溶けて、そのままねっとりと口内に貼りつきます。
美味しすぎる。ネタも最高だし、シャリもふんわりとしていて最高。
僕の満足度は一気に100%に達し、この後は、出てくるお鮨をただ微笑みながら食べるだけの動物と化してしまいました。
僕がどれだけ美味しい思いをしたのかは、くどくど説明するよりも、写真を見ていただいた方がはやいと思うので、以下写真ギャラリー。
……食いすぎた!
あまりに美味しくて、つい食べ過ぎてしまいました。
どれもこれも美味かった……
意外にもウニやトロと並んで記憶に残っているのは、イカの塩辛です。
生臭さが全くなく、しょっぱすぎず酒っぽすぎず、でも新鮮で。お任せが一巡した後、3回も注文しちゃいましたよ……
いやはや幸せでございました。ごちそうさま。
ノンリミットで食べ続けて、13000円。決して安くはありませんが、「損した!」とは全く感じさせない、大変充実したひとときでした。
たぶん銀座の本店はもっと美味しいのでしょう。他にもっと美味しい鮨屋もたくさんあるのでしょう。
豊洲店の方は、食べログでも本店と比較されていろいろ言われてるみたいです。でも、僕の舌だと、ほんとレッドゾーン振り切れるレベルで美味しいお鮨でした。今まで食べた中でベスト3には入ります。っていうかいやいやほんと美味いって。食べログの人たちの舌の肥え方はただ事ではないなぁ、とオブラートに包んで関心した風の感想が出てしまいます。
主人も奥様も感じ良かったし、たいへん良店でございました。見た目まで、「ごく普通の地味」から「名店の渋みを漂わせている」に変わってしまいました……
ご近所にお住まいの方がいらっしゃったら、ぜひ行ってみてください。
なお、ランチは25食限定で、1.5人前1300円というメニューがあるそうですが、玉子やガリが市販だったり、それ以外もサービスメニューならではの要素がいろいろあるそうですが、まずはこちらを試してみてもいいかもしれません。