えっと、熊本〜阿蘇に行ってきました。
基本は親族のつきあいと法事のために行ったのですが、旅行もしたので、写真レポします。
熊本が気になっている方、参考になさってください。
まず羽田空港へ。
羽田と言えば焼き鯖! 空弁ブームの火付け役、みち子の若狭の浜焼き鯖寿司(楽天)!
もちろん食います。美味い美味い超美味い。
飛行機。
雲が大好きなので、小学生みたいにずっと窓の外を見てました。
でも僕は窓際の席じゃなかったので、えっと、隣で寝てた女性の方、ずっと顔をあなたに向けてるみたいになって、すみませんでした……
熊本空港。
空港に一歩入ったその瞬間から前も書いた通りクマもんだらけ。
空港で食べた「りんどう」という和食屋のあか牛の焼き肉定食。
これが超ウルトラ級に美味い! あか牛は脂肪が少なくあっさりしてて、柔らかくプリンプリンで、最高でした。
熊本でもLTEバリ3立ってました。
イーモバイルLTEすげー!
● 熊本城
熊本城は1607年に加藤清正が茶臼山の丘陵を元に築いた城です。
日本三名城のひとつと言われています。宮本武蔵が晩年を過ごしたり、西郷隆盛の薩軍による攻撃にも耐え抜いたり、謎の火事により天守閣が全焼したりと、ドラマの多い場所でもあります。
あーなんかロールプレイングゲームでこういうシーン見た気がするわー。
ついこの前Infinity Bladeで見た気がするわー
5分くらい登ると熊本城につきます。
格好いいー!
こんな感じの人があちこちにいて、気軽に撮影に応じてくれます。
「ありがとうございます」というと「いえいえ、滅相もござらぬ」とか、完全になりきった感じで返事してくれます。
間近で見る熊本城ドン!
熊本城ドン!
まさにザ・城といった感じで、威風堂々としておられます。
熊本城内部にある説明。
熊本城は城と町があるのではなく、町全体が城のような構造になっている、というのが一目で理解できます。
熊本城の最上階から見た熊本市。
吹き抜ける風が気持ちいい! 天下とった気になります。
最上階から見下ろしたとこ。
遠くを見ると天下とった風ですが、下を見ると「我が民を飢えさせぬようにせねば……」という気の抜けない実務気分が湧いてくるから不思議です。
本丸御殿、大広間。
将棋の名人戦(羽生善治名人 vs 郷田真隆九段)が行われた場所でもあるそうです。こんなところで将棋とか格好良すぎるわー
本丸御殿、昭君之間。
美しい……描かれているのは中国の物語でした。絶世の美女の王昭君が、似顔絵描きに賄賂を渡さなかったためブスに描かれ、それを見た王様に「こいつ不要」と名指しされ、モンゴルに嫁がされたんだとか。
今だとフォトショ職人とグラビアアイドルの関係みたいな感じですかね。
大広間の裏にこっそりと作られている茶室。
畳を縦に6枚並べた珍しい作りの部屋です。密談の香りがします。
二の丸の広場から見た熊本城。
全体的に、思ったたより全然楽しかったです。熊本を訪れたら必ず行った方がいいと思います。
● 阿蘇山
親族どうしの挨拶などもろもろをしながら、地元の半端なく面倒見のいい親戚に連れられ、阿蘇山とその周辺を巡りました。
阿蘇山へ向かう車中から撮影。こんなのんびりした田舎な光景が延々と続いていました。
稲。たぶん植えたばかり。
阿蘇中岳。モクモクしてます。
近くに寄ってみることに。
火口近く。
急にラストダンジョン感がアップしてきます。
あちこちに設置されているトーチカ。「もし急に火山が爆発したときに避難する用」だそうです。
命がけの観光だな……
火口にできるだけ寄る。
このとき事件が! 急に風向きが変わって、僕らの方に一斉に二酸化硫黄(SO2)が吹きつけてきたんです!
目がしみる! 咳が出る!
危険度を示すランプは、一気に黄色、そして赤へ。
危険! 危険! 超危険! 直ちに逃げるべし!
火口観光はほんの15秒ほどで中止。急いで避難することに。
僕らと同じ時間に見に来ていた高校生たちや韓国人観光客などもダッシュで避難。
ところで、火口口そばにいた管理人のおじちゃんが「今日はもうダメだね〜みんな早く帰りなね〜」と言っていたんだけど、今思うと、あのおじちゃんは避難しなくてもいいのだろうか……毒に対する耐性でもついているのだろうか……
● 高森湧水トンネル公園
時間があったので、高森湧水トンネル公園というところに行きました。
トンネル掘ってたら湧水が出ちゃったので工事中止。どうするよ? ということで公園になったんだそうで。
高森湧水トンネル公園の入り口。
入り口には、この辺りの歴史のジオラマみたいのありました。
こういう箱庭系は好きです。
地元の学生などが作った不思議オブジェがズラっと並べられています。
これが名物、ウォーターパール。この公園の最奥にあります。
ウォーターパールは、水に特殊な音波を与え、水を小さな球に変化させる装置です。ただそのままだと水の流れが速すぎて球を目で確認できないので、特殊なストロボライトを当てて残像で球を見せています。
論より証拠。まずは動画をご覧ください。
こんな感じで、ストロボのタイミングをズラすことによって、球が上ったり落ちたり止まったりといった演出ができるそうです。
実際触るとただの水なんですよね。これは驚きです。興味ある方は(株)ウォーターパールまで。
トンネルの中は若かったり若くなかったりするカップルがたくさんいました。
ちょっと暗いし、涼しいし、カップル向けですよね。
● 阿蘇 醤庵(あそ ひしおあん)
まだ時間があったので、いい感じの醤油/味噌屋に行きました。
マルキチ醤油や味噌を作っている豊前屋本店(創業明治3年)が構える直営店、「阿蘇 醤庵(あそ ひしおあん)」です。
外観。
レトロ風おしゃれ。
入り口の歴史ありそうな暖簾にまで、くまモンが……
店内。
当たり前ですが醤油と味噌だらけ。
これ美味しかったです。
口当たりがまろやかな黒酢。そのまま飲んでもイケそうでした。
醤油飴、だそうです。
まずくないはずがなさそうですが、買って、まだ食べていません……
普通の醤油、ポン酢、たまごかけご飯用醤油、にんにく醤油のセット。ちょっとずつ色んな味を楽しめてお得。
たまごかけご飯用醤油はダシが入った醤油で、普通にご飯にかけるだけで超美味しい!
にんにく醤油はにんにくの香りが強くて、これまたそれだけで相当美味しいです。我が家で大活躍中。
もろみ。美味いです。
店員さん。店長さんかな?
60年前に作ったマルキチ醤油のマーク入りマッチだそうです。
下の電話番号のところを見てください。「33番」。2桁!
買い物したら紙袋の中に入ってたサンクスカード。
ここにもくまモンの影が……
● 田楽づくし
阿蘇では田楽が盛んだそうで(知らなかった)、奥阿蘇高森の「田楽の里」(食べログ)というところに行きました。
外観。
入り口。
くまモンに支配されておらず、ホッとします。
内装。レトロ風おしゃれ。
ウチらの席。
既にいくつか焼かれていました。美味そう。
鮎、豆腐、野菜や沢ガニ、そしてこの地方の名物「つるの子いも」。
つるの子いもは、里芋に似ているのですが、表面がパリパリで中がふわふわに焼けます。
超美味しい!
お魚も美味しい!
鋤が鉄板代わりに置かれて……
あか牛と鶏の肉がじゅーじゅー。
焼き肉のはじまりです。
繰り返して言いますが、あか牛まじ美味い。
この旅最大の発見でした。
この地方の名物その2「だご汁」。
そばがきのうどん版みたいなもの。無造作に小麦粉の塊が入っています。
● 含蔵寺(ぶんぞうじ)の木犀(もくせい)
永平寺派曹洞宗の含蔵寺(じゃらん)には、樹齢800年の木犀があるそうです。
キンモクセイでもギンモクセイでもなく、薄黄木犀(ウスギモクセイ)。
入り口。
場所、相当判りづらいです。
お寺外観。
中は曹洞宗らしく金ピカゴージャスですごいのですが、何となく敬意を払って撮影はしませんでした。
これがそれ。樹齢800年の薄黄木犀。
幹の太さは2.8m。中は空洞だそうですがまだ全然生きていて元気なんだそうです。
全然花咲く季節ではないのですが、なんとなく周囲に良い香りが漂っていました。
このお寺は和風ガーデニングに力を注いでいるそうで、あちこちに珍しい植物が垣間見えました。
● 初鮮
友達がオススメしてくれた、熊本市内の「初鮮」(食べログ)というお店に行きました。
コースのみの和食の店で、予約がなかなかとれない人気店だそうです。
路面電車にガタゴトゆられていきます。
熊本市の交通センターから30分くらい。
健軍町のアーケード街。
ヤバい! 超シャッター商店街じゃないですか! 時間帯のせい(夜7時)かな…
そうそう、熊本の方は日没が東京より全然遅かったです。
店舗外観。
いきなり蟹が出てきました。
美味いに決まってます。
お魚と伊勢エビと馬刺のお刺身。
真ん中の伊勢エビは、かなり元気にビクビク動いていました。美味しいのだけどビジュアル的に活け造りはちと苦手なのよね……
お魚のスープ。
何の魚だろう? 軽く揚げてあって、大変に美味です。
焼き焼きセット。
この車エビもかなり元気に動きまくっていました。ええ……
シャケの鍋。
まろやかで優しい味でした。大変に美味しい。
最後はお雑煮。
既にお腹がはちきれそうなのに、3杯食べました。
美味しかった……
お酒は地酒ゼロで極めて普通のメニューだったので、飲みに行くというよりは食べに行くお店でした。
● おまけ
アラカルト的にもろもろ。
まず、遠い親族の家に行ったら、お茶受けとして、漬け物が出てきたんです。
その漬け物がですね……
超美味い!
田舎の良いところが凝縮されているような、大変に素敵な漬け物でした。
ちょいちょいと花なども撮りました。
使ってるカメラはソニーのNEX-C3(楽天、Amazon)。使い勝手は悪いのですが、確かに画質はすごく良いし、軽くて持ち運びやすいのです。ズボンのポケットにもギリギリ入るし。
もうちょっとユーザーインターフェースが使いやすければな……どうしてこんな仕様なんだろうと思う点だらけですが、ネットを見てもあまり批判が見当たらないので、もしかしたら僕と相性が悪いだけなのかもしれません。
朝食バイキング。
とにかく漬け物の種類が多いのが印象的でした。
以上です。久しぶりの旅で楽しかった!
次は天草の方にも足を伸ばしたいと思います。
そうそう、熊本はとても涼しいところでした。東京よりも気温は低いです。
もし行かれることがあったら、長袖を忘れずに。