「館長 庵野秀明 特撮博物館」に行ってきたのですが、予想以上にとても楽しかったです。男の子や美大生などはみんな行ったらいいよ!
木場(からバスで10分くらい)の東京都現代美術館で、10月8日までやっています。
特徴は以下の3つ。
1.円谷系の特撮ドラマや特撮映画のミニチュアや着ぐるみなどが、これでもかという程詰め込まれています。
2.庵野秀明監督が企画した「巨神兵東京に現わる」という10分ほどの特撮短編が上映。昭和っぽい感じの特撮好きの夢が、これでもかという程詰め込まれています。
なお、サイトには
「企画:庵野秀明 巨神兵:宮崎駿 監督:樋口真嗣」
と書いてありますが、別に宮崎駿監督が巨神兵役として出る訳ではありません。そうだったら100倍面白かったんですけどね……
でも、宮崎駿さんのクレジットがあの名前になったのはなんか気持ち判ります。僕で言うとギズモードの長老みたいなノリでつけたのかな、と。
3.ジオラマセットで写真撮影ができます。特撮監督気分や自分が巨人になった気分を味わえるワクワク感が、これでもかという程詰め込まれています。
要するに、これでもかという程詰め込まれまくった、サービス満点の展覧会てことですね。
あまりにも大量なので、時間がなくなって全部見れなかったり、途中で力尽きたりする人もいるかと思いますので、以下に本展覧会閲覧時の注意点をまとめます。
1.下の階もボリュームある
最初の階からフルスロットルでボリューム前回なので、ついついそこで時間を過ごしてしまいます。空いてると短編を2度3度と見ちゃったりして。
でも実は、下の階も上と同じくくらいボリュームあります。その辺時間配分して見て回ってください。
僕はそれで失敗して、下の階は駆け足で見ることになっちゃいました(泣)。
2.庵野秀明さんのコメントは読み漏らさない
館長を努めている庵野秀明さん。
彼の特撮への愛とこだわりは、この展覧会の目玉のひとつといってもいいでしょう。
館長だからといって、むやみに褒めたり、むやみに批評したりはしていません。自分の本心を大人語で語っています。
でも好きなもののコメント、は行間から「好きっ!」ってオーラがほとばしるし、そうでもないもののコメントは、明らかにそのオーラがありません。微笑ましいです。
3.撮影箇所は2つ
ここ忘れると、あとでもったいない感がジュクジュクに湧いてくるので気をつけましょう。
本展覧会の目玉の1つは、撮影できる大きなジオラマセットですが、実はその向こうに、小さなジオラマセットがあります。
そして、そこでも撮影できるし、「窓の向こうに自分が見える」的に演出した写真も撮れますので、忘れずにちゃんとやりましょう。