アベンジャーズはアメコミのヒーローが集合して敵と戦うクロスオーバー作品。日本で言うとスーパーロボット大戦シリーズとか、ウルトラファミリーや歴代ライダー集合みたいな感じです。
全世界興行収入第3位、興行記録36個保持だそうです。
出てくるヒーローは、アイアンマン、ハルク、キャプテン・アメリカ、ソー、ホークアイ、ブラック・ウイドゥ。
まとまるの? お話がグチャグチャ矛盾だらけになっちゃうんじゃないの? と思うじゃないですか。
これが見事にまとまっているんです。ヒーローたちの個性を上手に使ってました。途中でダレることもないし、見終わった後も、もやもやと納得いかない感じとかがなく、スッキリです。
そりゃ細かい矛盾点とか、感情や言動の流れに疑問を感じる点はいくつかありますよ。でも気にならないレベルです。
とにかく脚本と監督が上手い、超上手い、そこに尽きます。
それに、出てくるヒーローが、女スパイから神まで、全員平等に活躍しているのも好感度高かったです。とあるヒーローだけ大活躍で、僕の好きなヒーローは脇役程度とかだったらなんか寂しいじゃないですか。そういうのはないです。
シリアスな要素はほとんどありません。『ダークナイト ライジング』とはまるで雰囲気が違います。むしろジョーク、ユーモア、コミカルな要素が満載です。
エンドロールが終わるその瞬間までサービスに満ちていました。
あと、教訓もありましたよ。深刻で複雑な状況のとき、自分の世界観や価値観、そして知識を持っていることは重要なことなのだなあと思いました。状況や不安に押しつぶされず、減らず口を叩くことができる。
あんま難しいことを考えないで、理屈抜きで映画を楽しみたいときにオススメです。夏のうだるような暑さの中、涼しい映画館に入って、ポップコーンとコーラまたはビールを片手に鑑賞するのがいいんじゃないですかね。