先日読み終わった「ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり」が、当初の期待に反してもの凄くもの凄くもの凄くもの凄くもの凄く面白かったので、紹介します。
ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
柳内 たくみ (著)
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内容は、超ざっくりと言うと、「自衛隊 vs RPG世界」です。
ある日突然、銀座に異世界への「ゲート(門)」が開き、日本はゲートから出てきたドラクエ的(ロードス島的?)な世界から出てきた敵「帝国」に攻められる。
しかし、その後自衛隊が出動。その火力や戦術作戦実行力の前に、帝国は圧倒され、自衛隊はゲートの向こうの異世界に駐屯地を設ける。
物語はこの辺りからスタート。異世界での帝国との攻防と、異世界を巡ってのこちら側での国同士の攻防が複雑に絡み合います。
エルフも魔法少女もウサ耳ネコ耳も騎士団も出てくるし、特殊部隊もファントムやアパッチもパンツァーファウストも空挺団も出てきます。
政治や経済の話もてんこ盛りです。異世界側の封建制度的な話もですが、日本政府や官僚、アメリカや中国などとの外交外圧、マスメディアや科学者の話、オタクやコミケも異世界側と同じくらいちゃんと書かれています。
剣と魔法、火薬と権謀術数の世界です。