『Ramen Dreams』という7分くらいの短編映画が、すばらしかったです。
自由で、熱くて、さわやかで、独創的で、シンプルで、そして美味しそうでした。
アメリカはロサンゼルスで生まれ育った、ひとりのラーメン好きの物語。
去年ニューヨークで開催された、フードフィルムフェスティバルでベスト短編映画賞を受賞した作品です。
登場するのはケイゾウ・シマモトさん。
幼い頃に日本で食べたラーメンの味が忘れられず、自らの情熱に従って、仕事を辞め、来日して、ラーメンを食べ歩き、そして自らラーメン屋を開いたそうです。
彼はラーメンについて熱く語ります。
日本のラーメンはすごいんだ。
想像をはるかに超える。
こんなのアメリカにもなければ、世界のどこにもないはず。
なんだろう、この、自分のことでもないっちゅーのに、なにやら誇らしい気持ちは……
それと、彼はブログのパワーについても語ります。
彼は、「goramen.com」というブログで、ラーメンを食べ歩いた記録を英語で発信し続けていて、その結果、彼のラーメン屋には、世界中からいろんな人がやってくるそうです。
ブログの読者が海外から店にきてくれて、仕事とを辞めて夢を追う勇気を僕からもらったって言ってくれた。
なによりも嬉しいことだ.自分の夢を追うと、他人の人生までその良さが広がる。信じられないことだけど、いろんな人が世界中から店に来てくれて、応援してくれるんだ。
ブログの力と、僕の情熱の力が合わさって、素晴らしい人たちに出会える。
そう、ブログをはじめとして、YouTubeやTwitterやニコニコ動画など、ネットで自らを表現していると、ときとして、想像をはるかに超える出会いやチャンスが訪れることがあるんですよね。
そこが自分の友だち関係だけとキャッキャウフフするソーシャルネットワークとの違いだと思います。
ケイゾウさんのラーメン屋は、新代田にある「BASSANOVA」。
食べログでも3.58の高評価をマークしている名店なようです。一度食べにいきたいな。