どう切り出したらいいのかな……えっと、まずは事実から。
先日逝去された飯野賢治さんが、GLAYのHISASHIさんやFIELD OF VIEWの浅岡雄也さんらと一緒にやっていた音楽ユニット「NORWAY」の新作が、明日公開されます。
NORWAYは、過去の名曲をトリビュートする形で作品を作っているグループです。
過去にはこんな感じ。
Get Wild(TMネットワーク)
SAY YES(チャゲアス)
ネバーエンディングストーリー
NORWAYはシーズン毎に期間を区切って活動しています。
そして明日から第3シーズンがはじまります。
第3シーズンの1曲目は、「Komm, süsser Tod〜甘き死よ、来たれ」(エヴァンゲリヲンの挿入歌)。
飯野さんはピアノ/シンセを担当されているそうです。
予告動画を、以下からご覧いただけます。
飯野さんの楽しそうな姿が何カ所か出てきます。
僕は、飯野さんに何度かお会いしたことがあります。またネット上では頻繁にやりとりしていました。
飯野さんは、実際にお会いするときも、ネットでやりとりするときも、いつも上からでも下からでもない、対等な目線で接してくれる方でした。相手の話に真摯に耳を傾け、自分の中の純粋な部分と共鳴させて、よいアイディアやよい気持ちやよい雰囲気をその場に現出させようとしているようでした。
落ち着いた大人の部分と素直な子供の部分、両方ともとても強い方でした。
ときに彼の繊細すぎる気遣いに申し訳なく思いながら、しかし彼といるときは、いつもリラックスして、自由に何でも言ったり聞いたりすることができました。
彼に「いいね、それ」と言われると、自分の中の純粋な部分、またはクリエイティブな部分が肯定されたような気がして、嬉しかったのをよく覚えています。
いつも会ってお話しするのを楽しみにしていました。
それと、僕の知っている飯野さんは、常に音楽に強く興味を惹かれていました。音楽や音楽家に、憧れに近い思いを抱いていたようにも思いました。
NORWAYの全ての曲にも、そんな飯野さんの気持ちがギュッと詰まっているように感じます。
NORWAYのfacebookページから全曲チェックできます(新曲も明日公開されます)ので、ぜひご覧ください。