公開時期が『我が名は魔性』とかぶったので紹介が遅れましたが、『ダイレクト文藝マガジン Vol.011』に、僕の短編小説『アボカドの弾丸』を掲載していただきました! ありがとうございます。
ダイレクト文藝マガジン 011号
鈴木 零生 (著), 牟礼鯨 (著), 清田いちる (著), zon (著), 山田佳江 (著), 山本 一郎 (著), 忌川タツヤ (著), 佐々木 大輔 (著), 鈴木フルーツ (イラスト)
ダイレクト文藝マガジンはブログ「アルカンタラの熱い夏」の管理人で、LINE株式会社の執行役員でもある佐々木大輔くんが発行人をつとめるKindle/BLOGOSの電子雑誌。
雑誌なので、僕以外の方の作品も多数載ってます。以下簡単に紹介。
● お父さんのためのダイレクト出版ニュース講座
電子書籍関連ニュースリンク集なんだけど、ところどころ唐突に「オレはこう思う」的感想が入るのがダイレクト。
● アフターKDP上半期! 必読本特集
Kindleオススメ本について、佐々木くんと、ダイレクト文藝マガジン編集長の忌川タツヤさんと、「きんどるどうでしょう」編集長のzonさんが対談するコーナー。こんな風に語ってもらったら、作者は嬉しいんじゃないかなー。
● 牟礼鯨 『青姦する女子高生もやがて母』
草食すぎる男子と肉食すぎる女子の日常が少しだけ交差した日々。
こんな距離感の縮まり方もあるのか。
● 山本一郎『夢』
元切込隊長ことやまもといちろうさんの短編。
流れるような文章でスルスルと滑らかに次元がズレていく。渡邊浩弐的な。
● 鈴木零生『Book War』第二話 ある書店員の死
連載もの。電子書籍業界でのミステリー。
実際に起業できそうなアイディアじゃないかしらw
● 山田佳江『そうか、じいちゃんはスパゲティーだ』
生活/人生/青春もの。
行間が読みやすい。Kindle的。
僕の実人生で少し似たことが最近あったのでダブる。
● 忌川タツヤ『財布を持たない多崎やくると、彼の食逃の旅』
誤字かと思ったらそれがどんどん展開していった。
最後はいきなり文学的で美しい。
そして僕の書いた『アボカドの弾丸』。最初にKindleで出した短編集『アボカドの弾丸』の表題作です。
こういうものの発行がいきなり低コストでできちゃうこと自体が、電子書籍の凄みかなと思います。
電子書籍は、これからも紆余曲折あってスムーズには広がっていかないとは予想します。しかし長期的には、まるで空気のように当たり前な存在になるんじゃないかな。
大昔メールのことをeメールって言ってていつのまにかメールだけで伝わるようになったような、そういう感じで。
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● 『我が名は魔性』の続編を発掘しました(泣)
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