今朝のあまちゃんのミズタク祭りっぷりはすごかったですね。
周囲の女子が全員狂喜乱舞でハイタッチしながら萌え死んでるレベル。今日はタリーズでも「ミズタク可愛かったねー」というトークが聞こえてきました。
あまりに何度も脳内リフレインする必要があるので、ミズタクのセリフを書き起こす人まで出てきたようです。
でもこうやってテキストにすると、SSが作りやすいですね。そう、そういえば「昨日のテンション 到底持ってけないし」って言ってましたね。
と、言うわけで、電車内でSS書いてみました。もしかすると今日中に消してしまうかもしれませんので、お早めにどうぞ。
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あまちゃんSS 〜 もし「昨日のテンション」のときにアキが帰ってきたら 〜
プルルルッ プルルルッ
「ただいま、電話に出ることができません。ピーという発信音の後にメッセージを入れてください」
ピーッ
「そんな君を売り出す事がマネージャーとして 僕の…」
プツッ
プーップーッ
「また時間切れか。かけなおさなきゃ」
ガラガラッ
「天野!?」
「水口さん、明けましておめでとうございます……」
「なんだキミは、いったい今まで何をしていたんだ!」
「オラ、GMT辞めようと思って……」
「え?」
「オラ、GMT辞める。最後に挨拶するために、一度戻ってきたんだ……」
「天野……」
「どうせオラなんて、なまってるし」
「40位だし、最下位だし」
「……わざわざ言わなくてもいいべ」
「いや、どうせそう言うんだろうと思って」
「……そうだ。オラの代わりなんぞ、なんぼでもいるべ」
「なにを言ってるんだ」
「水口さんだって、ユイちゃんの方がいいべ」
「いいかげんにしろ!」
ビクッ
「いいかげんにしろ! この4ヶ月がんばってきたのは何なんだ!」
「それは……」
「無駄だったというのか?」
「……そうだ。最初から来なければえがった」
「オレはそうは思わない」
「うそだ」
「嘘じゃない。オレはそう思わない。そりゃ確かに最初はガッカリしたさ。でも、この4ヶ月キミを見続けていて、気持ちが変わったんだ」
「気持ち……」
「そうだ、オレの気持ちが変わったんだ。どういうことかわかるか?」
「いえ……」
「オレはキミに気が向いたんだ。どんどん気が向いていって、仕方ないんだ!」
「じぇじぇっ!」
「……いや訂正。今のは言い過ぎた。マネージャーとしてだよ、マネージャーとして、僕の気がどんどん」
「どんどん?」
「どんどんだ。あーくそっ、伝わらないかな、気が向いたんだよ、わかるか?」
「つまり、オラに気が向いたってことか?」
「そうだ」
「気が向くってなんだ?」
「ちょっと待って! 今オレ、テンションが変だから」
「え?」
「テンションが、くそっ、どういえばいいんだ」
「水口さん……熱でもあるんでねが?」
「寄るな!」
「ちと待ってけろ、熱を計るから……」
「おでこを触るな!」
「触んなきゃわかんねぇでねが 待ってけろ、えーっと……」
「近い! アキ、近いって!」
「んーわがんねぇなあ、熱いような気もするし、そうでもねえ気もするし……」
「近いぞアキ、離れろ!」
「そんなに嫌わなくてもいーでねが。熱計っただけなんだから」
「そうじゃないんだよ。今日のオレはテンションがおかしいんだよ」
「さっきからテンションテンションってなんだ?」
「好きだ」
「え」
「あーあーあーあー」
「水口さん、今なんて?」
「なんでもない。早く寝ろ。明日話そう」
「やだ」
「わがまま言うな。キミはいったいいくつになったんだ」
「……すみません」
「……いや、僕の方も悪かった。今日は本当にテンションがおかしくて……」
「さっきからテンションのせいばかりにして」
「ここ数日、キミのことを考えているんだ」
「え?」
「キミのことが頭から浮かんで離れない。キミのことばかり考えている」
「水口さん、何を?」
「もうオレはキミなしでは生きていけない。くそっ、天野、ごめん」
「ごめん?」
「オレ、マネージャー辞めるわ」
「じぇじぇっ! 急に何を!」
「ダメだわ。もう気持ちを抑えきれない。マネージャー辞めなきゃなんない」
「そんな馬鹿な!」
「いや馬鹿じゃない。実は前から考えていたことなんだ」
「いや辞めるのオラの方だし!」
「……そうだな」
「え?」
「2人とも辞めないといけないかもな」
「なんで?」
「オレがキミに告白して、キミはそれを受け入れるからだ」
「じぇじぇじぇじぇじぇっ!?」
「好きだ、アキ」
ガバッ チュー
[完]