DeNA南場さんの講演を読んでモヤっとしたこと


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DeNA南場さんの講演が素晴らしかったそうで。
昔から彼女のブログと文体が大好きだった僕も、とても楽しみにまとめを読みました。

DeNA南場さんの講演「ことに向かう力」がいい話だったので全文読め

で、とても良かったのですが、なんかちょっとモヤっとしたので、メモしておこうと思います。

南場さん、2年ほど前に、DeNAの代表を退かれましたよね? 旦那さんの看病をするために。

「夫の病気にも圧勝する」 DeNA南場社長、退任への思い

僕はこのニュースを知ったとき、その決断に涙しました。
現場の最前線、大成功の階段の頂上近くにいながら、あっさりとそれを捨てるなんて、なんて自分の人生を生きている、リアルな人なんだろう、と。

でも……今回の講演は、この2年間をくぐりぬけてきた跡が、全く見られないのです。

まるでこの2年間がなかったかのような感じ。でも、極めて重大な局面を潜ってきたのだから、本当はいろいろ変わることもあると思うのですよね……

このモヤっとした感じの対極として、僕が思い出すのは、ヒクソン・グレイシーです。
彼は最高額のファイトマネー、最高の栄誉を得ようとした瞬間、家族の不幸に見舞われ、他の不幸も重なり、全てを失います。
しかし、気を取り直し、新しい人生をまたイチからコツコツと積み上げていきます。

「そういえばヒクソンって最近見ないな。どうしたのかな」と長い間思っていたのですが、その消えている間、これほどのドラマがあったとは。
詳しくは、以前まとめた書評がありますので、そちらをご覧ください。

現代のサムライは、主君への忠義ではなく、自らの幸せを追求する。『ヒクソン・グレイシー 無敗の法則』

あるいは、スティーブ・ジョブズを思い出します。
彼は自分のすべてを捧げ成功したアップルを追われ、全世界に負け犬としての自分を晒す羽目に陥ります。
しかし、気を取り直し、新しいビジネスを、新しい理想を、またイチからコツコツと積み上げていきます。

ジョブズのスタンフォード大学での講演は、ジョブズが自分の内面を見つめ直したときのことが、赤裸々に語られています。
だから(別にアップル製品について何も思わなくても)感動するのだと思います。

南場さんの講演は、とても良かったのですが、彼女が昔ブログで言っていたことの枠内から、出ていません。

別にビッグダディのように自分の生活の何もかもを晒すべき、とは思いません。具体的な話はしないでもいいと思います。

しかし、世間の表舞台から去り、小さな世界こもった2年間で、気づいたこと、変わったこと、その辺りをなぜ隠すのだろう? とモヤっと思いました。

だって南場さんは、今回の経験によって、より深く濃い中身を持つ人間になったに違いないから。
それも含めた彼女の話を聞きたいです。ひそかにメンターにしている身としては。

まあ、まだ言葉にするほどは消化しきれてないということなのかもしれませんが。

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