わたくし、過去の自分を猛烈に反省しなくてはいけません。
今まで何度となく、キャンプファイヤーやバーベーキューをして、あるいは暖炉の火で、マシュマロを焼いてきました。
なんなら軽く、いい雰囲気にすべく、小枝を拾ってきて、そこにマシュマロを刺してあぶったりしていました。
でも、でもですね。
間違っていたんです。
僕のマシュマロの食べ方、もう、どうしようもなく間違っていたんです。
今まで僕は、マシュマロって、火であぶって、そのまま焼き鳥みたいにホクホクと食べるんだとばかり思ってました。
あるいは焼かないで、フワフワのものをそのまま食べるんだとばかり思っていました。
しかし、本当は、もっと楽しい食べ物だったのです。
詳しい説明は後回しにして、まずは以下の動画をご覧ください。
これが「正しいマシュマロの食べ方」です。
この動画は何をしているのか? 以下、説明します。
1.マシュマロの表面をあぶる。「煙が出てきたらちょっと回してまだ焼けてないところを焼く」を繰り返す。2.周囲を一通り焼いたら、表面が冷えるのを待つ。
3.そっとつまんで、優しく引き抜く。すると! まるで脱皮するかのように、焼いた表面だけが抜ける。
4.残った部分をあぶるべく、また1に戻る。
このように、1つのマシュマロで、大体3回くらい、焼いて食べるのだそうです。
知りませんでした……想像だにしませんでした……
常識なのかもしれませんが、でも、少なくともボーイスカウトでは、僕はこんなこと習いませんでした……
これを教えてくれた清里カントリーイン オーチャードハウスのオーナーによると、マシュマロというのは、元々は保存食なのだそうです。
保存食にありがちなこととして、作ったばかりのときは柔らかいのだけど、置いておくとどんどん堅くなる。
それをクリスマス時期に、暖炉の火であぶって柔らかくして、食べたのだとのこと。
今では技術が進歩してマシュマロはずっと柔らかいですが、それでももちろん、この焼き方で食べることはできます。
このマシュマロをスルリと抜くのが、また楽しいんです。マシュマロって冷静に考えるとそんなに美味しいお菓子じゃないと思うんですけど、「あぶる」「抜く」のコンボが楽しくて、ついつい何個も何個も食べてしまいます。
もちろん家のガスコンロでもできますので、もし機会があったらやってみてください。
最初抜いた時は「おおおっ!!!」となりますよ。