知ったきっかけは、ヤマダタツヤくんとのチャットだった。
僕:「そういえば、なのるなもないと知り合いだよね? 彼に、ファンが『ぜひセカンドアルバム出してください!』と言ってたって伝えてよ」
ヤマダ:「彼、今年アルバム出すらしいっすよ」
僕:「dふぃおうぐぁsぢうhfdさ!!!!!」
死んだ。
マジでゲロヤバいと思った。
「なのるなもない」の1stアルバム「メルヘントリップス」は素晴らしかった。良すぎた。感動したのでこんな記事も書いた。
アニマルが輪になるラップ:「Melhentrips(メルヘントリップス)」 by なのるなもない
今久しぶりにこの記事開いたけど、この、「好き!」という気持ちが一切伝わってこないタイトルはいったい何なんだ……これを書いた当時(2008年)はSEO花盛りだったから、キーワードを入れることに集中しすぎてしまったのか……
まあいいや、話を戻そう。
とにかく僕はこのアルバムを、未だに3ヶ月に1回くらいは通して聴く。
これは僕的にはすごいことで、そもそも僕には、ひとりのアーティストのフルアルバムを通して聴くクセ自体がない。たいていはバラバラにしてプレイセット作るか、ランダム再生してるか、コンピレーションアルバム又はDJ Mixを聴いている(アルバムを作るようなタイプのアーティストを好きになること自体少ないんだけど)。
何度も何度も通しで聴くアルバムなんて、メルヘントリップスを除けば、例えば菊池成孔の「南米のエリザベス・テイラー」とかミシェル・ガン・エレファントのHigh TimeとSABRINA HEAVENとかG.RINAの「大都市を電車はゆく」とか友だちのアルバム(永田ジョージくんのとかmasか)とか、本当に数えるほどしかない。
いやー、メルヘントリップスは本当にすばらしい。
声がいいし、歌詞がいいし、曲もいい。
つまりフローもリリックもトラックもいい。
流れもいいし展開もいい。全然飽きない。
唯一無二何にも似てないオリジナリティがあるのに、スキルもすごく高い。
ラップというよりポエトリー・リーディングに近い。
ちょいと地味なんだけどそこがまたいい。
Amazonでも、絶賛のコメントが続いている。たとえばこんな感じ。
捨て曲なしどころかクラシックオンリーアルバムで、
しかもバラバラな名曲の寄せ合わせにはならず世界観はアルバムで一貫しています
全曲かなりハイレベル。
今までのラップとは世界観が違いすぎる。
まるで別次元。
どれもこれも「うんうん! そうそう!」と首を激しく縦上下してしまう。
その「なのるなもない」のセカンドアルバムが出るとなったら、これはもう期待に胸や鼻や瞳孔をふくらませざるを得ない。
iTMSでは買えないみたいだけど(残念)、Amazonでは既に予約できるっぽい。
アカシャの唇
なのるなもない
うー、CDかぁ……CDって、iTunesに取り込んだ後、いったいどうしたらいいんだろう……
という迷いが一瞬生まれたが、数秒後にはポチっていた。
みなさまも、ぜひメルヘントリップスを聴いてみてください。最初はフワッと聴き終えてしまうかもしれないから、できれば3回くらい!
そして興味を持ったら、今回のアルバムもぜひ。Facebookで逐次情報アップしてるようです。
それにしても、進撃の巨人12巻もオリジナルアニメ付きで出るし、かぐや姫の物語も公開されるし、なのるなもないの新アルバムも出るし。
2013年末ってなんてすごいんだ!!!