身近な留学青春物語『月とにほんご 中国嫁日本語学校日記』


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へー、日本の日本語学校に来ている生徒は、そのほとんどが「韓国人」「中国人」「モンゴル人」なんだー。

まあ確かにそうかも。身近な外国で気軽に留学経験するとなると、その辺から来ることになるのかなあ。アメリカ人やフランス人じゃなくて。
逆にいうと、アメリカ人やフランス人で日本に来て日本語学校に通っている人のモチベーションたるやすごいのかも。めっちゃ努力家か、めっちゃ日本が好きなのかな。

みたいなことを思いながら読んでました。『月とにほんご』。
中国嫁日記』で有名な月(ゆえ)さんが、日本語学校に通っていたときのことを楽しく軽く描いたマンガです。

月とにほんご 中国嫁日本語学校日記
井上純一 (著), 矢澤真人 (監修)

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新鮮でした。留学生たちの日常が、激しすぎもせず、静かすぎもせず、続いていく。
日本とのカルチャーギャップと、互いの国同士のカルチャーギャップがいいアクセントになっている。

日本語学校というのは、基本的には半年ほど、どんなに長く居ても一年半しか通わないのだそうです。
そんな、極めて短い時間の中で生まれる友情、愛情、仲間意識。
日本という外国で、それぞれの国の人たちが、日本語を通して、互いにわかりあってゆく。

そして突然訪れる大震災。
そのとき、留学生たちはどうしていたか?

いい話でした。Amazonのレビューに「内容薄い」っていうのがありましたが、全然そんな風には感じませんでしたよ。「これは明らかにならないまま時が過ぎていく」というのも含めて、リアルで自然でした。

真ん中に挟み込まれている日本語についてのトリビアも、たとえばこんな感じで、

● 「速攻」は元々バスケット用語
● 「プラスアルファ」は元々野球用語
● 「娘」は中国ではお母さんを差す
● 「息子」を敬語にする時は、漢字を入れ替えればいい
● 「にほん」と「にっぽん」どっちも正式

知らないことだらけでした。言葉ってほんとナマモノだなあと思います。

あとやっぱ井上純一さんは無茶苦茶に絵が上手いですね。ほんのちょっとした一本の線で、人の動きや感情を見事に表現している。
こんな風にエッセイマンガ描けたら楽しいだろうな。

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