何やら周囲で「レモンパスタ」というのが盛り上がっていて、いったいどんな味がするのか興味津々で仕方がなかったので、自分で作ってみることにしました。
ネットでいろいろ調べてみます。本当はレモンパスタは非常に微妙な乳化を調整しなくちゃいけなくて異常に作るのが難しいらしいけど、まああまり気にせず、結局以下の2つのレシピに絞り込みました。
B:本日のマカナイ 「レモンのパスタ」 レシピ (簡単で早く作れる):KOZブログ
両者の違いは、ですね。
Aはモダンアートか!?っていうくらい極端なまでにシンプル。料理というよりお茶漬け的な感じ。
Bはそれよりは普通の料理っぽい。
そして、この2つのうちのどちらを作るか迷って約1時間。
「両方作って食べ比べてみればいいじゃん」
ということで、麺120g茹でて60gずつに分けた、小ぶりなパスタを2つ作ることに決定ー。
さっそくはじめます。両方とも異常にレシピが簡単で、しかもスピード勝負ということあって、ワタワタとしたまま15分くらいがすぎ、見事できあがりました。
おー美しい。
見た目の綺麗さはAですかねー。
Aの味は……まさに、「パスタにレモンの皮とパルミジャーノとオリーブオイルをかけたもの」という味。
なかなかドラマチック。やっぱちょっとアートかなー、と思う。美味しいんだけど、完成する前の料理をつまんだような感じ。
Bは、Aよりは食べ慣れてる感じ。通常のシンプルなクリームパスタにレモン風味がつきました、というイメージ。
結果は……
・子供に食べさせるなら:B
・お洒落で個性的なものを味わいたいなら:A
個人的に軍配を上げるのは……うーん難しい、でもBかなあ。
Aもすごく美味しいんだけど、個性も強いのよね。「食の可能性を楽しむ」とか、そういうある種の余裕があるときならいいかもしれない。フェラン・アドリアのエル・ブジに行くときもそうだったのかなー。
Bにはそういう、覚悟のようなものは一切不要ですからね。安心して定番の味を楽しめる感じ。
あーでも、とりあえずもう一度はAは作るかな。あまりにも不思議ちゃんだったので、もう少しキミのことが知りたい、みたいな気になっています。
最後に、この料理をつくるときは、「レモンの皮はできるだけ細かくみじん切り」した方がいいと思います。
荒いみじん切りだと苦味が強く出すぎるので。
ではー。