いちるです。iPhoneの画面を割れたまま使い続けて、半年が経ちます。
さて、いよいよ9月9日のアップルの発表が迫ってきました。
次世代iPhoneは、9月19日発売予定とか、画面サイズが4.7インチと5.7インチとか、デザインが丸くなるとか、NFCや気圧センサーが搭載されるとか、さまざまな噂が飛び交っています。
しかし、そのどの機能やデザインよりも、僕がいま切実に欲しいのは、
「128GB版のiPhone」です。
iPhoneが128GBになりさえすれば、僕は今すぐ買い換えるかもしれません。
なぜか? なぜそんな容量が必要なのか?
まずは僕の現在のiPhoneの残り容量をご覧ください。
377MBです。1GBも残ってないんです。
いったい何がそんな容量を食っているのか?
ほとんどは、可愛い我が子の写真と動画でございます。
僕はここしばらくずっと、
子どもの写真と動画を撮る
↓
空き容量が残り20MBくらいになる
↓
慌てて整理し、1.5GBくらい空ける
↓
最初に戻る
を繰り返しています。
いやもちろんバックアップはとっていますよ?
iPhotoは僕のMacでは重すぎて使えないのですが、Macにデフォで入っている「イメージキャプチャ」というアプリで画像と動画を吸い出し、Time Machineで外付けHDDにバックアップしています。
iCloudも無料で使える分だけは使ってます。さらにGoogleのドライブ・ストレージや、1TBに容量アップしたDropbox、Eyefiクラウドなども試しています。
トリプルAクラスの写真は、狂気じみた使いやすさのアルバム作成サービスAutoAlbumでフォトブックにして、本棚に並べています。
でもねぇ……消せないんですよ。iPhoneから、可愛い我が子の写真や動画を。
理由の1/3は、なんか心情的に。次の1/3は、いざというときのたあめに、できるだけ分散して持っておこうというささやかなリスクヘッジ。
最後の1/3は、クラウドから読み込む方式だと、大量の写真や動画を気軽にパラパラと見るときダウンロードの時間がかかるという問題。
僕だけなら我慢すればいいだけですが、当の子どもや、親族や、友だちに見せるとき、間が持たなくてしょうがありません。
だから一生懸命、写真や動画を選別し、動画は30秒以内にトリミングしているのですが、いくら消しても削っても、足りないのです。だって次から次へと増えていくから。
最近は少しでも使ってないアプリは全部消去したし、音楽データも全消したし、伊集院光の深夜の馬鹿力と菊地成孔の粋な夜電波のポッドキャストも入れてないのですが、それでも足りなくて……
だから……
アップルさま、どうぞ128GBを出してください。
図面レベルでは検討しているのですよね? 伏してよろしくお願い申し上げ奉ります。
確かにこの件はいたちごっこです。4K動画とか、より画素数の多い写真とかがサポートされてくれば、どうせいずれ256GBが欲しくなり、最終局面では2TBくらい欲しくなる可能性はゼロとは言えません。
しかし、とりあえず目の前の問題を解決しないと。
我がiPhoneに隙間を与え、音楽とか新しいアプリとか入れられるようにしないと、あれですよ、アップル様が最近広告で謳っている「プロダクトがもたらす体験」とやらを味わえないのですよ。容量が足りないから。
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「デジカメが同時に大画面画像ビューワーでもある」というのは、たまたまかもしれませんが、iPhoneがもたらした大革命のひとつだと思います。
それは、例えば、ふと開いた時間に見返して思い出にふけったり、友だちや子どもたちと見て楽しんだり、親や祖父母に見せて目を細めさせたりするときに、驚くほど便利です。一切の転送や設定なくその恩恵を受けられるのだから、最高です。
(覚えている方は少数だと思いますが、iPhoneがまだ3Gくらいくらいの時に、「デジカメ写真ビュワー」というジャンルのガジェット群が少し話題になったことがあります。大きな液晶でデジカメの写真を見るという、それだけのデジモノです。
意味がわからないと思いますが、iPhoneもiPadもスマホもタブレットもなかった時代には、こういう機械を求める需要すらあったのです。)
iPhoneが128GBになれば、iPhoneがもたらしたこのイノベーションをもっと楽しめるようになります。例えば僕の場合だと、写真を選んで消すといった無駄な作業に時間を費やす必要がなくなり、かつ、撮影以外のこと、例えばシュタゲとかシヴィライゼーションとかIngressとかパズドラとかツムツムとか、あるいはKindleとかiBookとかLINEマンガとか、iTunesのミュージックやムービーのストアとか、他のことも楽しめるようになります……ああ楽しみだ……