Xperia Z3(とcompact)、発売されましたね。
実は今回、iPhone発売以来はじめて発売日当日にiPhoneを買わなかったのですが、その理由のひとつにこのXperiaがありまして。
Xperia Z3の評判があまりに良いので、なんだったら、ここらで一度Androidに乗り換えてみても面白いかな、と真剣に考えておりました。
で、先日、Xperia™ アンバサダーミーティングに参加して、実機に触ってきました。
イベントは、ソニー社員の方々による紹介と、実機のタッチ&トライの2本立て。
まずはプレゼン、デザイン、音響、写真/動画、などなどについて、いかにこだわったのかのご説明をいただいた後、いざ実機お試しコーナーへ!
とにかくまず一番最初に試したのは、「せ」の入力です。
僕がiPhone6もplusも買わずにアップルストアを出た最大の理由がこれでしたので。
ドキドキしながら、「せ」の入力を試します。
何度も持ち替えて、試してみます。
結果は……
届いた!
「せ」、楽々届いたよ!
これはアリじゃないですか? かなりアリじゃないですか?
まあiPhone 6 PlusよりZ3の方が少し小さいので、予想はできていたのですが、それでもやはり、かなりテンションあがりました。
その他、気づいた点、いいトコ悪いトコは、以下のとおりです。
● 音質がものすごく良い
音質がものすごく良かったのが印象的でした。ハイレゾオーディオに対応しているし、ハイレゾオーディオじゃない音源をハイレゾっぽくする技術「DSEE HX」も搭載されているそうです。
一聴してわかる音質の良さに、圧倒されました。でもこれは、ブースでXperiaにつけられていたヘッドフォン「MDR-10RBT」のおかげな可能性も大なので、
ちょっと判断保留かもしれません。
● 動画の手ブレ補正がすごかった
サンプルなくて恐縮ですが、Xperia持って走り回って撮った動画でも、ガタガタ車酔いしそうな映像にはなっていませんでした。機能自体もすごいけど、実際に手ブレ補正を実感できるよう、かなり丁寧に微調整がほどこされている様子。
● プレステのゲームができた
PS4のコントローラーをつけて、プレステのゲームができます。
さすがに細かいメニューの文字を見るのは大変ですが、結構ちゃんとやれます。こういう無理やり感たっぷりなオーバーテクノロジーは、個人的には大好きです。
● 自撮りのとき、美白補正かかってない?
恥ずかしながら以下は僕をフロントカメラで自撮りした画像ですが、
目が腫れてるのは前日飲み過ぎたせいとしても、なんか美白補正かかってる気がして仕方がないんですよね……妙にシルキーな肌になっちゃってるというか……
世間的にはそれが求められているからそれデフォでいいってことなんでしょうか? この機能をオフにすることはできるのでしょうか? それともこの写真にはなんの補正もかかってなくて、僕の肌は実際にツヤサラなのでしょうか?
今思うと、スタッフに質問してみればよかったなあ。
● 暗所撮影は、ISO12800が売りらしいけど
暗所で綺麗に撮影できる(ISO感度最大12800)とのことでしたが、iPhoneと撮影比較した限りでは、「iPhoneでは真っ暗なのにXperiaではハッキリ見える!」というくらいまでの違いはありませんでした。写真が少しシャープですね、というくらい。
もっと暗いところでテストしてみると、さらにXperiaの真価が発揮されるのかもしれません。
● デザイン
デザインの美しさはiPhone 6と同レベルじゃないかと思いました。もはや「あとは好みの問題」に突入してるのではないかと。
● compact最高
そして、Z3 compactが最高でした!!!
なぜならばコンパクトだから! 小さい! ちゃんと画面の隅々まで手が届く!
これは素晴らしいことです。iPhoneは、Plusじゃなくてただの6でも、画面の端は片手では届かないんですよね。
いきおい、ホームボタンダブルタップというかなり微妙な機能を多用したり、仕方なく両手で使ったりします。
しかし、compactであれば、片手で操作できます。片手派の僕としてはcompact最高だと思いました。auからも出ればいいのに(泣)。
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そんなこんなで、Z3体験イベント、満喫させていただきました。スタッフのみなさまお疲れさまでした。
Z3、オススメです。Android派の人は漏れなく、ご購入を検討されてもいいんじゃないかと思います。
ちなみに僕はどうしたかというと……
結局、iPhone6を買いました。
普通すぎるチョイスで申し訳ありません。
理由はいくつかありまして、まず僕は、音楽の類をiTunesで管理していて、ITMSからも結構曲を買っているということ。
Androidに乗り換えるとき、その辺どうなるのかな、いろいろ技を駆使しなきゃいけなかったり使うソフトを変えなきゃいけないのかな、と考えました。
ふたつめに、僕はiPhoneの「カメラロール」を愛用しているということ。
「カメラロールは写真の一時置き場にすぎない」のは重々承知しているのですが、MacのiPhotoなり何なりに移した写真動画をちまちま整理してまたiPhoneに戻す時間がとれないという、個人的な現状がありまして。
だからバッドノウハウだと思いつつも、通勤時間などに、カメラロール内で、見たいときにパッと見たい写真や動画だけを残して他は削除したり、動画は不要な部分をトリミングしたりして、写真の整理をしております(もちろん全ての写真動画はオンライン並びにMacに保存してあります)。
iPhoneからAndroidに乗り換えるとき、このカメラロールはどうなるのだろう? Macから写真を転送とか面倒なことしなきゃいけないのかな、ということを心配しました。
そして最後に、これが一番大きな理由なのですが、今僕は恥ずかしながら公私とも忙しくて、例えば上2つであげたような、iPhoneからAndroidに乗り換えるためのあれやこれをやる時間を作れない、その諸作業を楽しめない可能性が大なのですよね。
本来、乗り換えは楽しいので、たっぷり時間をとって、いろいろ試行錯誤したり、少しずつ操作に慣れていったりして遊びたいのです。でも今やってもイライラするだけだろうな、と。
そんなことを考えた結果、今回はおとなしくiPhone6の128GBを買いました(容量128GBは人生的に必須だったので)。
でも……使い勝手は、慣れればiPhone6よりXperia Z3 compactの方がいいんじゃないかと、個人的には思います。なんたって画面が小さくて、端まで指が届くから、操作しやすい。
もし次世代、次々世代、いつまで経っても、iPhoneが「iPhone nano」などを出して小型化してこなかったら、僕は恐らくいつの日か、近いうちに、Androidに乗り換えると思います。Z3 compactくらいのサイズの、手のひらにスッポリ収まる、使い勝手の良いコンピューターに。
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