映画『ベイマックス』感想(ネタバレなし)


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映画『ベイマックス』を観ました。
ネタバレなしで感想だけ述べますと……恥ずかしながら、少し、日本人であることを誇らしく感じました。

まず最初に断っておくと、ベイマックスは「日本」をテーマにした映画ではありません。

テーマは「優しさ」です。アメリカナイズされたマッチョ感もあるし、エンタメ色も強いですが、それでも、メインテーマは「優しさ」です。
それに、キャラクターの人種については、かなり意識してミックスされています。

「日本的なるもの」は、この映画では味付けであり、物語の主軸ではありません。
舞台は日本とサンフランシスコを足して二で割ったみたいな「サンフランソウキョウ」だし、主人公のヒロは日本人のステレオタイプではなく、日系アメリカ人のような感じです。

でも、随所に出てくる「日本的なもの」の、なんと格好いいことか!
ちょっとチャイナ混じってる部分もありますが、日本の風景や街なみがよく調査されており(ゴールデンゲートブリッジの柱が鳥居!)(道幅がいかにも日本!)、それがクールだということを、日本人でありながら、米国のアニメを通じて知るというのは、不思議な快感をもたらします。

そう、この感覚は、『ブレードランナー』を観た時のそれに、似ています。

それと、いかにも日本人な特徴のひとつとして、「テクノロジーが得意」をとりあげているのも、僕が嬉しかったことのひとつです。
テクノロジーに詳しいけど文化的にも不思議な国……ニッポン? という文脈から逆算されて、主人公が日本人になったのかなとすら思います。

僕の両親は、エジプトで、現地の人にこう言われたそうです。

「『メイド・イン・ジャパン』ってのは、とにかく『本物!』って感じだ」

「日本人は全員機械が超得意。電化製品の故障などはみんな自分で修理できる」

詳細:エジプトの人から見た日本:小鳥ピヨピヨ

僕も(特にギズモード編集長時代に)何度か体験してますが、一部の海外の人たちには、日本人はマジでテクノロジーに詳しいと思われています。

この「失われた20年」で、そのイメージは徐々に減衰しているのでしょうが、ベイマックスを見ていると、それでもまだ、日本には「テクノロジーに詳しいし手先が器用」というイメージがあるのかなと思い、それが嬉しかったです。

それと、この映画の監督は、「僕たちは日本のポップカルチャーの影響を受けた第一世代」「そんな日本への恩返しという意味でこの映画を創造した」といったコメントをしているのですが、どうもここでいう「ポップカルチャー」って、萌えが生まれる前の日本のアニメ、例えばマジンガーZとかゲッターロボとか、その辺のことなんじゃないかと、映画を観ていて思いました。
その辺も伝わってるんだ、というのは、面白くもあり、多少嬉しくもありました(個人的にはもっとファーストガンダムが世界的に流行って欲しいですが)。

みんな、アーティストかつテクノロジーオタクになろうぜ。僕も今からでも頑張るからさ。

でも。
それよりも何よりも。

『ベイマックス』は、素晴らしいストーリー魅力的なキャラクターが驚愕のCGで描かれる、ディズニー/ピクサーの王道的物語でもあります。100%間違いなくハズレ無し的な安心感で観ることができるし、実際にとてもストーリーが面白く、映像が圧倒的で、一瞬も飽きることなく観終わることができました。

今年の12月は映画の超豊作月で大変ですが、もし一本だけ選んでオススメするとしたら……僕はベイマックスかなと思います。もし興味があったらベイマックス観てみてください。

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