選挙が近づいているせいか、僕もいつもより政治経済に関心が向いています。
そんな折に見つけた「30分で判る経済の仕組み」日本語版。恐ろしくわかり易くて面白かったです。
(テキストに書き起こしている方がいらっしゃいました)
この動画を作ったのは、世界最大級(運用資産約16超円!?)のヘッジファンド運用会社「ブリッジウォーター・アソシエーツ」創業者のレイ・ダリオ氏。
「日本の金融当局者にも見てほしい」という思いを込めて作ったそうですが、一般ピーポーの僕が見ても、大変に参考になりました。
それにしても……内容そのものは上の動画を見ていただくとして、それ以外の感想としては、
「経済って、ピタゴラスイッチみたいだなあ」
ということでした。風が吹けば桶屋が儲かるそのものといいますか。
借り入れが増えると返済が大変になる。返済が大変になるから支出を減らす。支出が増えるから他の人の収入が減る。収入が減るから……と、次から次へと玉つきが起こっているようです。
そこには、基本的には、何か特別におぼえなくてはいけない職人技はないように見えます(もちろん様々な公式やツールはたくさんあり、知ってれば知ってるほど有利でしょうが)。
こうなるからああ、ああなるからこう、と、ちょっとした数学と共に論理だけを展開させていくことで、自分なりに現状を把握し将来を予測できるようになる、その辺に経済の面白さがあるのかな、と思いました。
(最近は行動経済学の本をよく読むのですが、「こうなるからああ」の玉の突き方が従来の経済学と全然違っていて、でもピタゴラスイッチな点は同じなので、従来の経済学と混ぜて大きなドミノを作ったらまた面白そうかもなあ、とか。)
経済関係の本を読むたびに、いつも同じようなことを思うのですが……今回の動画は格別にわかりやすかったです。
もしお時間あったらぜひ観てみてください。