前職の後輩が誘ってくれて、「ジャポニカ学習帳45周年記念イベント発表会」というのを聞きに行く機会に恵まれまして。
ジャポニカ学習帳は、花や虫の大きな写真を表紙に使う、派手で美しく、無邪気な子供用ノート。裏表紙にはジャポニカ百科事典から抜き出されたマメ知識が記載され……って、僕が説明するまでもないですよね。ジャポニカ学習帳なんてみんな知ってるわ。
ジャポニカ学習帳の表紙写真は、写真家の山口進が、このノートのため「だけ」にアフリカやアマゾンの奥地を巡って撮影ているとのこと。今までの総売上冊数は12億冊(!)。このたび「立体商標(名前ナシでも、見ただけでそれとわかるということを証明する商標)」もとったそうです。
さて。
ジャポニカ学習帳と言えば、少し前に昆虫の写真が消えたことが話題になりましたが、
● ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「不快」→苦渋の決断:withnews
● ジャポニカ学習帳を巡る騒動は「ほっしゃん。」の勘違いが発端?:KSL-Live!
今回、この「昆虫表紙のジャポニカ学習帳を復刻できるかもしれないプロジェクト」がスタートしたとのこと。
以下のイベントです。
1970年代から2000年代まで、10年単位で切ってランキングした歴代の人気学習帳から、自分の好きな学習帳を選んで投票。
たくさん票が集まった学習帳5冊の表紙を復刻する、という企画だとのこと。
サイトを見てみると……
あれ? 小学生のころの、友だちを作りたいけど話しかけ方がわからなくて立ちすくんでいたころ、でも世界が不思議と発見でキラキラしていたころを思い出して、軽く涙ぐんできた……
小学校に入ったとき、最初に先生に配られたものの中に、ジャポニカ学習帳があったなあ。確かてんとう虫かチューリップだった気が。
ノートは大好きだったけど、ノートをとるのが苦手で、いつも半分くらいしか埋められなかったなあ。
高学年のころは、サイコロで顔や胴体や手を選んでもらって、同級生全員のロボットキャラを作って、それでガンダムみたいなマンガを延々ノートに連載していたなあ。あれ、実家をひっくり返すとまだ出てくるのかなあ。
……なんか後半がノスタルジックなエッセイみたいになってきたのでこの辺でやめときます。とにかく今回は昆虫ノートに投票して、結果がどうなるか見届けてみようと思います。