「おこなう」を漢字で書くと「行う」か「行なう」なんだけど、なんか素直に読めません。
頭の中に、最初に「い」の字が浮かび、「いう?」「いなう?」と混乱します。
たとえば、こんな例文のとき、
「彼女はお祓いを行った」
最初「お祓いに行った」と読み、その後「を」の存在に気づき、「ああ、『おこなった』ね」と解釈する、という段階を踏んで、自分の日本語力に疑問を抱きはじめます。
でも、
「彼女はお祓いをおこなった」
だと、なんか漢字のバランスが取れていません。そこをひらがなで書くなら、他のところも合わせるべきだと考え、
「彼女はおはらいをおこなった」
と書いてみると、ファミコンか!? ってくらいひらがなだらけになって、これもまたモヤります。
調べてみても「おこなう」をかつて他の漢字で書いていたという記録は見つかりません。
でも「do」と「go」は全然使うタイミング違うじゃんね。似てると困っちゃいます。
あー誰か偉い人が、歴史的背景から紐解いて「おこなう」に新しい漢字を当ててくれないかなあ。