『チャッピー』、あまりにも凄すぎました。
映画『チャッピー』は、日本版だけ残虐シーンがカットされているのに監督はそれを知らされていなかったとか、第九地区と大枠一緒じゃんとか、いろんな残念情報が事前に入ってきているせいで、興行的に微妙という話を風のうわさに聞いていますが、もったいないですよ! エンタティメントとしても哲学としても、ものすごく面白いし、ものすごく深いです。
特に最近は仕事がら機械学習や人工知能(や趣味でシンギュラリティ)について考えることが多いので、より一層心に響きました。個人的には、心に残る映画トップ5に入るんじゃないかと思います。
チャッピーは、「人間のような意識を持つ人工知能を備えたロボットの物語」ということになっています。
でも僕は、映画を観終わった後、全く違う感想を持ちました。
「進化の瞬間ってこんな感じなんだ」
と。
こんなに弱々しくて危うくて、生存可能性が低そうなんだ、と。