あれ、もう翌週になっちゃった……とにかく先週、6月30日に発売されたばかりの新Kindle Paperwhiteが届いていたので、さっそく開封の義をしてみました。

僕はKindleのヘビーユーザーです。よく買うし、pdfも入れるし、自分で電子書籍を出したり(「我が名は魔性」と「アボカドの弾丸
」)もしました。
Kindle Paperwhiteは、実際のインクのような「e-ink」を使った電子書籍リーダー。液晶よりも断然目に優しく、目が痛くならないので、個人的にはKindleはこのPaperwhiteが本命だと思っています(といっても、やはり家に置き忘れたりして、結局はiPhoneのKindleアプリで読むことも多いのですが)。
今のPaperwhite(2012年購入)に特に不満はないのですが、やはり画面を移動するときにチラつきます(特にマンガを読むとき)。
チラつきは少ないほうがいいので、今回ダイエット成功の自分へのご褒美に、買い換えることにしました(ダイエットについては後日まとめて記事にします)。
買ったのはこれです↓
さて。以下、旧Paperwhiteとの速度比較動画付きでアンボックスレポートします。
さっそくバリバリと箱を開けます。

パッケージはこんな感じ。夏目漱石が印刷されています。
国によってパッケージ変えてるんでしょうね。芸が細かい。各国でどんな作家が採用されているのか気になります。


旧Kindle Paperwhiteと今回のPaperwhiteを並べてみます。
大きさはほぼ一緒。重さも体感では一緒ですね。

いざ起動(起動ボタンは本体下側面)。
まずは言語を選択します。

しばらく待って……

やけにテンションの高い初期画面。
今回の新Kindle Paperwhite(面倒なので以下ペパホ)の目玉は、解像度。上位機種のKindle Voyageと同じ300ppiになり、より細かく美しい文字や絵が楽しめるようになっていとのことです。
さて、実際はどうなのでしょうか?

起動後は、Wi-Fiを設定します。
すると、既に僕のAmaozonアカウントがセットされていました。たぶん出荷時に登録しているんでしょうね。
ここがKindleのすごいところ。これで設定完了。あまりにも簡単すぎて微妙に怖いです(笑)。

ソーシャルネットワークがどうのこうのっていってるけどスルー。
Amazonくらいの規模のサービスであれば、読書専用のSNSでも作って、そこで本の引用をシェアしたり、同好の士どうしでオススメの本を教え合ったり、読書会の日程調整したりできるようにすればいいのに……サービス企画してみたいなあ……

最近のAmazonは、手を変え品を変えて何とかしてプライム会員登録させようとしてきます。危ない危ない。
ここは慎重に、「プライム会員なしで続行」という超小さいボタンを押して次へ。

もうここからペパホ使えていいのですが、ここから最近流行りっぽい「丁寧チュートリアル」が延々と続きます。
基本的には適当にタップしてればいいのですが、一箇所だけ注意を。

この画面では、右中の小さい「本」の字をタップしないと、次に進めません。
まあそんな複雑なトラップではないのですぐ気づくと思いますが、念のため情報シェアしときます。

さて、チュートリアルも終わり、ようやく使える段に来ました。
すると、画面下に「月替りセール」というのがあります。
これはペパホの「キャンペーン情報つき」バージョンを買ったときについてくるもので、そのとき安売りしている本が並ぶのです。
これは良い広告だと思います! ターゲット広告よりセール情報の方が全然嬉しい。うっかり買いそうです。
こういう広告は大歓迎なので、なんなら月替りじゃなくて日替わりにして欲しいものです。
さてさて、ではでは。
問題の解像度と速度はどんなもんなんでしょう。

テキストだとこんな感じ。梅原大吾『勝ち続ける意志力

紙を見てるかのごとく、すごく滑らかで細かい字までバッチリ読めます。
バックライトを抑えれば、発光もほぼしないので目にも優しいです。
ページをめくったときのチラつきのなさには驚きました。 動画よりも実際に見たほうが驚きがあります。これは使える! 目にも脳にもいろいろと優しい! 最高です!

マンガだとこんな感じ。島本和彦『アオイホノオ』を参考にしています。
出版社がどのくらいの解像度でKindle化したかで左右されるのですが、出版社側がちゃんとやってさえくれていれば、ルビまでバッチリ読めるし、細い線まで綺麗に滑らかに再現され、とても見やすいです。

写真はiPhoneで撮ったのでちょっとボケてますが、実際はルビは全然ボケていません。
ページをめくったときのチラつきは、やはりまだあります。
でも、旧ペパホと比べると雲泥の差。これはすごく読みやすくなっているし、すぐに慣れて気にならなくレベルです。
速度を比較してみましょう。左が旧ペパホ、右が新ペパホです。サンプルは『シドニアの騎士』。
サクサク感が全然違うのがお分かりになられるでしょうか? 新ペパホに慣れてしまうと、もう旧ペパホには戻れません。
以上です。
ざっくりとしたファーストインプレッションとしては、軽いし早いし高精細で目に優しいし、言うことありません。
文字サイズも調整できるので、老眼が進んだ方が本を読むときにもとても良いと思います。
個人的には、マンガの表示速度改善が最高でしたね。これであとは「横に倒すと2画面表示」にさえ対応してくれれば言うことないので、サポートにせっせと要望メールを出そうと思います。
使ってて現時点で気になるのは、
- 相当最適化しないと、自炊したpdfは汚い
- ハイライトなどするために範囲選択するとき、選択範囲の変更にいつも失敗する(選択が外れてしまう)
くらいですかね。
2週間くらい使ってみて、また使用レビューを書いてみようと思います。