「天皇の料理番」が最終回を迎え、とても評判が良かったそうですが、そういえば、ウチの父は天皇役をしたことがあるそうです。
もうだいぶ前のこと。ある日、父の勤めている工場を、天皇がご視察なさることになりまして(天皇への敬語ってどのくらいまでやればいいのか距離感がつかめなくて難しいな……)。
それで工場中が大慌て。
元々真面目な人が多い◯立なので、これはもう本番のときは一切のミスがないよう、予行演習を重ねて準備するしかない、ということになったそうです。
で。
予行演習のときの「天皇役」が、ウチの父。
父は普段普通に通っている工場にリムジンで到着。降り立つと、役員や工員がズラリと整列する間を歩いて工場に入る。
中ではよく声の通る担当者の説明を聞きながら、ちょっと天皇っぽくうんうんと頷き、そして工場を一周して帰る。
当時……僕は高校生か大学生だったかな?
その日の夜、「お父さんは今日、天皇になったよ」と父が言うのを聞いて、どうリアクションしていいかわからず困惑したことを、よく覚えています。
以上です。小鳥ピヨピヨの名物コンテンツの一つ「父」に新たなエピソードを加えさせていただきました。まあ天皇じゃなくて皇太子だったかも、とか、赤いカーペットの上を歩いたんだっけ、とか、いろいろうろ覚えのところがありますが、大枠はこんな感じの話でした。
みなさまのお父さんには、何か謎のエピソードがありますか? もし何かあったらメールなどで教えてくださいw ある程度の数がまとまったら当ブログで紹介したいと思います。