進撃の巨人17巻と、その続き2話が読める別冊マガジンを、今、読了しました。
最高でした!
むっちゃ物語進んでる!
もうマンガじゃなくて映画、それもハリウッド映画の速度です。2時間で語りつくすんじゃないかっていう速度で物語が進みはじめました。
コミックスだけだと消化不良かもしれません。別マと合わせて、すごく区切りがいいし、すごく気持が前向きになって、とてもいい感じでした。
あと、山本一郎さんが以前指摘していた案が採用されていたようにも思えて良かったでした(気のせいなのかもしれませんが)。この作者は人の力を取り入れる素直さがある。
『進撃の巨人』の「調査兵団」による偵察作戦が酷すぎる件(抽象的ネタバレあり):やまもといちろうBLOG
『進撃の巨人』の作者の方からまさかのマジレスを頂戴したので:やまもといちろうBLOG
僕は何かにつけてマンガ派/原作派なのですが(AKIRA、攻殻機動隊、デビルマン、日常、アルスラーン戦記、まおゆう、テルマエ・ロマエ、シドニアの騎士、etc...)、今回も、やはり進撃の巨人はマンガ版が最高だと再認識した次第です。
マンガ版読んだことない人、もったいないですよ! ぜひ読んでみてください!
「完結したら読むよ」と思ってる人ももったいないですよ! 今後どうなるかわからない今の緊張感を共有するのが超楽しいんです。
死亡フラグとか意識する必要ないです。盛んにそう言ってる人もいますが、「俺分かってるんだぜ」感を出す以外メリットないと思うので……
褒めまくっててもキモいんで、ダメ出しもすると……
敢えて言うと、ですが……
まず、エレンのキャラが変わりすぎかも。口調まで変わっておいおい今までの生い立ちはどこに行ったんだよ、という気すらします。
僕はミカサが好きなのですが、ミカサとエレンの距離に緊張感がないのもモヤモヤします。もっと少しずつお近づきになるシチュエーションとか、ヒストリアとの絡みとか、あってもいいんジャマイカ?
でも、アルミンが海や火山を思い出してくれたのは良かった。そう、それが本来の進撃の巨人の(もしかしたら作者すら気づいていないかもしれない)コアのメタファですものね。単に怪獣マンガに陥ってない理由はそこにありますものね。
それと、新調査兵団の顔ぶれが変わりすぎ+相変わらずコマによってキャラの顔が微妙に変わるので、この人が新キャラなのか以前からいたキャラを下手に書いているだけなのかわからない場合があるのも、読解力を試されているような気がしました。まあ僕は読解力を試される系は好きなので問題ないのですが。
あと、カルラへのdisの激しさも、入力と出力の加減が合ってなさすぎな気がして、もう少し別の展開なかったかなーと思いました。
以上、重箱の隅つつきですね。こんなの関係ないくらい、今回は面白かったです。
次の巻が出るのはたぶん12月9日前後。今からその日が待ち遠しくてたまりませぬ……