多分ずっとクリエイターたちが「これをやっちゃあおしまいよ」と封じていた禁じ手だと思うのですが、とうとう出てきましたねー。
糸井重里さんが「もう一番の広告は『今これが売れてます』というものなので、クリエイティビティの入る余地がない」と言い残して広告業界を去ってから20年近く。とうとう広告は、何もメッセージ文化的工夫をせず、単純に欲望をさらけだす段階に達しました。
もうこの先のメッセージはないので、あとはいかに、
● 美男美女や著名人を出すか
● 写真または絵柄を良くするか
● どういうカップリングするか
くらいが工夫どころになるのでしょうか。
そういえば初期のコカコーラのコマーシャルは「コカコーラを飲もうよ、コカコーラを冷やしてね」というセリフだったと聞いたことがあります。ある意味では一周したということなのかもしれません。
いろんな意味でインパクトがあるし考えさせられる、良広告でした。この稟議通すのは結構勇気いったんじゃないですかね。考えすぎかな?