本当はじっくり書きたかったんですが、何やら今しがたYahooリアルタイム検索アプリから結婚の報告がアラートされてきて、今がタイミングだと思ったので、時間がない中、勢いだけでバーッと書いちゃいますね。
僕、先日、福山雅治さんのTOKYO FMのラジオ番組「Talking F.M」の公開収録にいってまいりまして。
どこから話したらいいかわからないのですが……まず、僕は福山雅治さんのこと、ほとんど何も知りませんでして。
「イケメンでミュージシャンで俳優」という記号としてしか把握していませんでした。
ドラマも映画も観たことない(龍馬伝だけ最後何話か観た)し、曲も知らない。唯一知っていると思っていた曲は、調べてみたら江口洋介さんの曲だったという体たらく。
しかし、僕の周囲は、老若男女みんな福山雅治さんを絶賛しています。
女子はもちろん、男子受けもとてもいい。
なんでも、ラジオのトークがすごく面白いのだとか。
そのことだけ覚えていたので、ネットで応募を見たとき、「生で福山雅治のラジオトークを聞いてみたいな。まあ大人気だろうから、どうせ当たらないだろうけど」と、軽い気持ちで応募したんです。
そしたら……なんと当選!
周りは「良かったねー。意外と倍率低かったんだねー」というリアクションでしたが、当日の公開録音で、応募件数4万件(うち男子1万件)、そのうち当選400人(うち男子200人)だったと聞き、震えた次第です。
男子倍率50倍。女子倍率150倍の狭き門を、何も知らないあっしなんぞが……ファンの方、本当に申し訳ございません。これはすごい幸運なのだ、しっかり体験してこなくては、と、気を引き締めて、当日会場に向かいました。
で、終了後の感想。
福山雅治さん、無茶苦茶にいい男だわ!!!
イケメンという言葉をはるかに超える完璧超人でした。
まず、ファンの方からしたら当たり前のことでしょうが、「見た目が良すぎる」。
顔は正面から見ればキリッとした眉が映え、横から見れば顎からエラにかけてのスッキリ感が若々しい。
肩幅もあって胸板も厚く、姿勢がいい。
それに、身体の細部のあちこちが優雅。首も長くなめらかで、ADにちょっと指示するときの指ですら細く長い。
次に、ファンにしてみたら何をいまさらでしょうが、「声がいい」。
深いバリトンで、まるで部屋で話しているかのようにリラックスしているけれど、常にどこか口説いているような色気がある。
でも狙ったようなところは何もなくて、あくまでも自然体。これは男だったら友人の声に聞こえるし、女だったら恋の予感がしちゃうの仕方ないわと思いました。
それと、ファンにとっては意識すらしないほどに自明のことでしょうが、「感じがいい」。
弁舌が立つわけでもないし、言葉選びのセンスが抜群なわけでもないけど、適度に笑いもとるし、適度に抜いてるところもある。そういうの全てが、「感じがいい」に集約されている。
たぶん、自然体でいることをものすごく心がけているのでしょうね。
福山さんは、自分が外からどう思われているか、概ね把握しているように見えます。特に自分が成功者であることを臆することなく受け入れ、それを大いに楽しみ、かつ自虐的なギャグにもします。
たとえば、彼は車が渋滞になって、何十年ぶりに電車に乗ることになったそうです。そのときのトークがこんな感じでした。
「ほら、俺って王子様じゃないですか? だから最近の電車のチケット(切符のこと)の買い方とか、わかんないんですよ」
一方で、この公開収録での最初の発言は、こんな感じでした。
「今日は40代限定公開収録、ということで……40代は『不惑』と言いますが……みなさん、今が一番迷ってますよね!」
なんなのこの自然体!? 彼の言うことなら、なんでもイラッとすることなく聞けてしまいそうです。
噂に聞いていた下のネタも全開でした。でもあまりにも(いい意味で)レベルが低くて、いやらしくないんですね。例えば、
「先日、釣りに行ったんですよ。そしたら『ぎんぽ』っていう魚が釣れて……ぎんぽ。ぎんぽですよ、うん」
みたいな。なんだそれ小学生か? みたいな。
その収録は、昨日の日曜日に放送されたそうです。
で、たぶん放送では流れなかったと思うのですが、福山さんは、収録が終わったあと、一曲弾き語りをしてくれました。
歌ったのは、40代アンケートで一位だった「明日のShow」。
曲がどうのというのはここでは申しません。僕は音楽の趣味は幅広いですがマニアックですから……
でも、そのミニライブは最高でした。福山さんは笑いながら歌っていました。彼の、歌うこととギターを弾くことを楽しんでいる様子は、見れば見るほど元気が出てくるような魔法に満ちていました。
福山さんは、確かに元々持っていたものが大変に恵まれていた方だと思います。その上で、徹底的に努力を怠らない人だと思います。
そうして、輝きに輝いている福山さんは、その溢れんばかりの「恵み」を、惜しげもなく四方八方に投げ与えます。これでもかというほど、四十八手でさまざまな魅力を繰り出してきます。
彼があれだけの人気を博している理由が、よーく理解できました。
まずはにわかファンからはじめさせていただきます。次は曲ですね……時間を見つけていろいろ聴いてみて、僕好みの一曲を見つけたいと思います。ジャック・ジョンソン的ニュアンスのある曲があったら教えてください。