ここ数年で、なんだか妙にハロウィンが浸透してきましたね。
経済効果も、バレンタインデー(1080億円)を超え、クリスマス(6740億円)に次ぐ2位(1100億円)になったとか。ほんの少し前まで、むりやりハロウィンを盛り上げようと悪戦苦闘していたいくつかの業者やハコの苦労が嘘のようです。
恐らく、老若男女、さまざまな状況の人が参加できる間口の広さと、ハロウィンを「お題つき仮装イベント」と位置づけたのが良かったのでしょう。コスプレ好きとコスプレに興味がある人たちに火をつけた。
そんなハロウィン。もちろんWebメディアでも、このビッグウェーブに乗れとばかりに、一斉にハロウィン関連記事を書いています。
僕もたくさん見ましたが、以下の2つの記事があまりにも対照的で……原点を中心に逆で……「あぁ、ハロウィンって奥深いんだなあ」とクラクラしてしまいまして、思わずこうしてキーボードを叩いている次第です。
比較した記事は以下の2つ。
● 2015年のハロウィンは"職業なりきりコスプレ"で盛り上がろう!:mery
● ハロウィンの本場では気合の入り方が違ってた。通報レベルのデコレーション実例ファイル:カラパイア
並べてみるとよくわかるので、記事部分だけ並列配置してみました。
左がmery、右がカラパイアです。
同じ「ハロウィン」というお題でも、これだけ変わるのですね。ハロウィンの懐の広さ、器のデカさがよくお分かりになられるかと存じます。
日本ではハロウィンはまだはじまったばかり。今は左の「ちょっと可愛い入ってる系」が老若男女共に人気ですが、もっとこのイベントが浸透してきたら、右のような「ガチ勢」もたくさん出てきて欲しいなと思う今日このごろです。
ところで、両者は全く違う内容の記事ですが、両方とも、
1.キャッチ画像
2.短い導入文
3.写真と短い解説文×いくつか
4.締めの言葉
と、同じ構成なのが興味深いですね。ハード(形式)は同じでソフト(中身)だけ違うわけです。
ちなみに僕は今年はこれに参加しようかなと思っています(家族全員風邪気味なので本当に行けるか微妙ですが)。
10/31 地味な仮装のハロウィンパーティ開催:デイリーポータルZ