僕は雲フェチ、特に飛行機の窓から「見下ろす」雲が大好きです。
複雑で雄大で、いつまでも見飽きません。
なので、先日、子どもたちが、はじめて飛行機に乗ったときも、「あの雲を見せたい!」と勝手に盛り上がっておりました。
さて当日。
子どもたちは、空港ではしゃぎ、椅子の前についているモニターに釘付けになり、子ども用の機内食を堪能します。
僕は頃合いを見計らって、子どもたちを機内後部のの窓に近づけるエリアに連れて行って、窓から外の景色を見せてあげました。
子どもたちは、どのくらい感激したかわかりませんが、「わーすごいー」とか「きれいー」とか言っていました。
すると。
キャビンアテンダントのお姉さんがニコニコ笑顔で近づいてきて、
「はじめての飛行機なの?」
と子どもたちに話しかけてきたのです。
えらく感じのいい大人のお姉さんと対等にお話してる。これも子どもにはとても楽しいイベントだったのでしょう。子どもたちは、今からおじさんのところに行くこと、はじめて飛行機に乗ること、幼稚園では何組か、などなど、いろいろおしゃべりしていました。
お姉さんもけっこう長々と、優しく明るくお話してくれました。でも、あんまりキャビンアテンダントさんの仕事を邪魔しても悪いので、途中で話しを切り上げ、席に戻りました。
そして飛行機がチャンギ国際空港に着き、さあ降りようという、そのとき。
先ほどのお姉さんが小走りに近づいてきて、子どもたちに、こんなお手紙をくれたのです。
幼稚園くらいの子たちは、お手紙をやりとりするのが大好きです。しょっちゅうお友だちと、サンリオのキャラ入りの便箋に、覚えたてのひらがなで、「だいすき」とか「ありがとう」とか書いて送りあっています。
そんな年頃の子たちに、お手紙プレゼント。
お・も・て・な・し、レベルじゃない、神だ、慈母神だと思いました。
子どもたちもとても喜んでいました。
お手紙自体は、テープでラッピングされたトランプカードにマジックで書かれたものでしたので、残念なことに、数日で文字がはげて消えてしまいました。
でも子どもたちの心の中には、ふんわりと「いい感じ」として残っていると思います。また、こうやって写真に撮ってブログに載っけることで、思い出を忘れないようにすると共に、ANAのキャビンアテンダントさんの好意的な行為を他の方にも知っていただきたいと思った次第です。
あのときのお姉さん、ありがとうございました。グッジョブでした。たぶんその場にいいね!ボタンがあったら連打してました。
次も可能な限りANAに乗るよう尽力します。