League of Legendsも相変わらず楽しんでいるのだけど、現代日本人にとって基礎教養なんじゃないかとずっと気になっていた「Fate」に、とうとう手を出しました。
初接触はFGO
まず手をつけたのは、スマホゲーム「Fate/Grand Order(FGO)」。
常にランキング上位にいる、大人気ゲームです。
まだ入り口にしかいませんが、今のところ、ゲームとしてはパズドラやモンスト、星のドラゴンクエストの方が面白いかもしれないと感じています(注:星のドラゴンクエストは、アクションパズルゲームとして、とても良くできています!)。物語パートとゲームパートのキャラが一致しないのと、回復がほとんどないのが気になるといいますか……
しかし、シナリオは、今までやったことのあるスマホゲームの中では最高峰の面白さです。
超ド級の大風呂敷。独特な設定。オペラや歌舞伎のような見得切りの連続。瞬間瞬間が飽きさせません。
けど。
FGOはFateにはじめて触れる人でもわかりやすくなってはいるのですが、それでも、個々の単語や専門用語の重みとか雰囲気が、わかるけどしっくりこないんですよね。
ジャンヌ・ダルクの章までやって、まだサーヴァントを
「ラノベっぽくしゃべるスタンド?」
くらいにしか思えなかった僕は、やはり
「順を追って一通り観なくちゃいけないんじゃないか」
と考え直しました。
種類の多さに涙する
で、調べてみました。
Fateのオリジナルは「Fate/stay night」というゲーム。ゲームの中に「Fate」「Unlimited Blade Works(UBW)」「Heaven's Feel」という3つのルートがあるそうです。
そしてそれぞれが、TVアニメや劇場アニメになっています。
さらに、前日譚「zero」、後日譚「hollow ataraxia」、他にパラレルワールドもの(たぶん)の「EXTRA」「Apocrypha」などなど……
沼です。
沼でした。
なるほど。こうやって、一度ハマった人に、次から次へとご馳走を提供し続けているわけか……
でも、今から食べはじめるには、ちょっと多すぎるなあ。
しかもFateは、大本命の劇場アニメ「Fate/stay night[Heaven's Feel]」の公開を10月14日に控えているとのこと。
決戦の日は近い! その日までに大筋を抑えて、祭りに参加したい。
時間がない。
できれば最短で、しかも深く理解したい。
どの順番で何を体験するべきか。これを検討すること自体が、既にゲームのようでした。
体験順番を整理
あちこち読んでみた結果、現時点では、たぶんベストなデッキを構築しました。
FGOは好きなときに好きなだけ進めてオッケー、が前提です。
【僕の考えたFate体験最適解1】
1. 「Fate/Stay night」の「Fate」ルートをスマホでプレイ(「2006年のアニメ版は作画に抵抗がある」という意見を散見するので)
2. 「Fate/Stay night」の「UBW」ルートの2014年のテレビシリーズを見る(「2010年の劇場版はわかりにくい」という声を散見するので)
3. テレビシリーズ「Fate/Zero」を見る
--- これを2017年10月13日までに終える ---
4. 座して10月14日の劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」を待つ
メリット: Fateの主要な面白みはほぼ網羅できているはず
デメリット: 時間がかかる。やる気のある人向け
【僕の考えたFate体験最適解2】
1. テレビシリーズ「Fate/Zero」を見る
2. 「Fate/Stay night」の「UBW」ルートの2014年のテレビシリーズを見る(「2010年の劇場版はわかりにくい」という声を散見するので)
--- これを2017年10月13日までに終える ---
3. 座して10月14日の劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」を待つ
メリット: 時短
デメリット: Fateの面白さを味わい尽くしているかは微妙
で、今は上の1と2のどちらで行こうか悩んでいる最中です。
まあ、正面から堂々と取り組むのであれば、まずゲームを3ルートすべてやってから、アニメをそれぞれみのでしょうが、ゲームはボリュームが長大で総プレイ時間60時間という噂もあるので、躊躇しています。あの「タップしながら2行ずつ読んでいく」スタイルが苦手だし。指が攣る。
最後に
まだFate世界に足半分も入ってない初心者ですが、これはかなり歯ごたえのあるシリーズだなという予感がビシビシします。
サービス精神がすごい。ちょっとしたセリフから全体の世界観まで、お好きな方向からお楽しみください! みたいな感じでしょうか。
冒頭にも書きましたが、僕は個人的に、「Fateシリーズ」と「物語シリーズ(化物語など)」は、昔でいうヤマトやガンダムやエヴァンゲリオンのような、現代日本人の基礎教養かもしれないという仮説を持っています。
Fateを作ったTYPE-MOONを最初に意識したのは、もうだいぶ昔。「月姫」というビジュアルノベル・ゲームをしていた子から、いかに月姫が素晴らしいかを延々と力説されたのがはじまりでした。
当時は、やってみて、途中で止めちゃいましたが、その跡も、「Fateがすごい」とか、「空の境界がすごい」とか、何かにつけTYPE-MOONのことが耳に入ってきていました。
しかも、TYPE-MOON作品は、全部同じ世界の中の話だそうじゃないですか? ということは、あれできますね。アベンジャーズ。マーベル・ユニバースのように、それぞれの作品の主人公が集まってクロスオーバーし、大規模なスペクタクルを展開することも、もしかしたら視野に入れているのかもしれません。
なので、体験せずにいるのはなんだかもったいないお化け。臆せずに踏み込んでみようと思います。途中で飽きたらやめればいいし、そのときは堂々と「体験して、自分で良し悪しを判断した」と思えますしね。