5〜6回に渡る試行錯誤の末、「だしがらの佃煮」の作り方を大体fixさせましたので、自分へのメモも込めて、ここに書き記しておきたいと思います。
● 「だしがらの佃煮」って?
一番だし(かつおだし)を作ったあとで残る、昆布とかつお節を使った佃煮です。
● だしは作ろう
手作りのだしはほんと美味しいです。旨味の濃さがぜんぜん違う。
だしさえちゃんととれば、あとは適当でも、料理は相当美味しくなります(味噌汁とか鍋ものとか)。
でも、だしって、作ったあとで残る「昆布」と「かつお節」が、どうにももったいない。
まだまだ現役でイケるのに引退を強いられているようで、哀愁さえ感じてしまう。
で、これを最大限活用しようと、だしをとるたびに、佃煮にチャレンジしていたのです。
● そもそものだしの取り方
ざっくり簡単にいうと、
1. 水に、分量1%の昆布を入れて(水が2リットルなら昆布は20g)、5〜30分ほど放置。
2. 弱めの中火で火にかける
3. 沸騰直前で止め、昆布を取り出す
4. 分量1%のだし取り用かつお節を入れて(水が2リットルならかつお節は20g)、弱火で5分煮る。アクは取る
5. ざるで漉してかつお節をとりのぞく(適当でオッケー)
です。詳しくは白ごはん.comの「かつおだし(だし汁)の取り方/作り方」などをご覧ください。
● だしがらの佃煮のレシピ
【材料】
・だしがら(ここでは昆布20g、かつお節20gを想定)
・ごま油: 大さじ1
・醤油: 大さじ2
・酒: 大さじ2
・みりん: 大さじ1
・砂糖: 大さじ1
【作り方】
1. 昆布をできるだけ小さく切る。ヌルヌルして切りづらいですが、ここが美味しさを分ける一番大事なポイントなので、頑張ってください。僕の研究によると、理想は4mm✕4mmです。
2. フライパンにごま油を敷いて、材料全部入れる
3. 焦げないように気をつけながら、弱めの中火で水分が飛びきるまで炒る
4. 最後にごま油を改めて少しだけ回しかけて、混ぜる
以上です。
できてみると常識的にすぎる当たり前のレシピなのですが、昆布の大きさや調味料の配合など、なんだかいろいろと試行錯誤してしまいました。
そして、このシンプルな佃煮が、家族に大好評なのです。
ごはんにまぶしてもいい、お弁当に入れてもいい、おにぎり用に使ってもいい。
捨てるはずのものの再利用な割に、汎用性が高すぎます。
自分の中のモッタイナイ精神も落ち着くし、いろいろと美味しいです。
もし昆布とかつお節を捨ててる人がいたら、ぜひお試しくださいませ。