簡単にClubhouse所感をば。
たぶん今が、僕にとっては一番面白いんだと思う。下手すると何年振りみたいな人たちと会話するのは、とても楽しい。すごく距離が近く感じるので、もはや「会ってる」と言っていいんじゃないかと思う。
一方で、知らない人の会話は、やはり内容次第。これはどの音声サービス、いや、どのコンテンツも一緒だけど。
レコメンデーションがいまいち綺麗に動いていないせいで、今はアプリを開くと、ほとんど知らない人ばかりで内容も興味あるかどうか微妙なroomが、雑に一列に並んで紹介される。
結果、どれを聴いたらいいかわからない、たまたま面白いものに当たればラッキー、という状態になってきている。
となると、Clubhouseの楽しみ方としては、当面は2ホップくらいのソーシャルグラフで繋がった人たちとのトークが楽しみ方のメインになる。Discord+ラジオ的な公開収録の側面もある感じかな?
(だから自分勝手ですが、自分のソーシャルグラフはしばらく活発でいてくれると、楽しめて嬉しいなと思います。)
ただ、このままだと、いずれ消えてしまう気がする。
Clubhouseは非常にFOMO(fear of missing out)が強いサービスなので、せわしないし、無限に時間を吸い取られる。以下の機能がないと、FOMOにヤラれて疲れたり飽きたりした人から順に去っていくのではないだろうか?
● タグづけといろんな切り口のリコメンデーション
リコメンデーションの精密さが、このサービスの鍵を握る。
たとえばroomにタグづけできて、興味持った人が発見しやすくするとか、今のホット100とか、フォロワーが聴いている/話している/モデレーターでフィルタリングできるとか、あるいは入会時に指定する趣味一覧を改善するとかして、リコメンドする/しないの精度を高めていくのは、優先順位としてとても高いと思う。
● ステータスアイコン
Clubhouseを使っていて一番ファビョるのは、今は話すことができないのに、speakerとして招待されてしまうときだ。
参加できないけど無言で断るのも申し訳ない……こういうことが続くと、そのうち、roomに入ること自体を躊躇するようになり、アプリから離脱していく一因となる。
日本人的発想なのかもしれないが、「今は聞いてるだけ」ということを示すステータスアイコンがあると便利すぎると思う。
(※ 今は自分のアイコン自体に「ROM」と書くのが一部で流行っていて、初期のTwitterみを感じる)
● 通知保存
「あれ? さっき来てた通知のroom、なんだっけ? プッシュ通知が消えちゃって見つけられない……」というケースが割と多い。
iPhoneのプッシュ機能とは別に、アプリに通知一覧が見れる機能が必要ではないか。
● 入室履歴
いろんなroomを行ったり来たりできる気軽さは必要なので、自分が入室したroomはYouTubeみたいに履歴が残るといい。
● room保存
今も別に申請できれば作れるらしいが、Discordみたいに、部屋を作っておいて、気が向いたらそこに入って聞いたり話したりする、というようなユーザー体験が必要だと思う(オープンな部屋は検索で発見できる)。
SNSと組み合わされて、クローズドな友だちだけの空間から、同じ趣味や志向の人と繋がる開かれた場まで、いろんな用途に使えるだろう。
その他、反社会的な活動に使われないようなチェック機構や、トラブルやゴシップにつながりかねないセキュリティ関連機能は継続して改善していく必要があるが、それはまあどのサービスも同じということで……
まあ、とはいえ。
おしゃべりしましょう。
参加できないときも多いし途中で勝手に抜けるけど、お気軽にお誘いいただければ。
僕もときどきroom開きます。来週は興味深い企画を考えてるので、楽しみにしててください!