時間があるときにチビチビと続けているPythonの勉強。
プログラミングについては、だいぶ前にちょっと触ったきり放ってしまい、ほとんど無知なので、実質これが最初に覚えるプログラミング言語になります。
今までずっと、仕事として関係はしてきたので、なんというか、概念としてわかっていることは結構あるのですが、それでも、実際に自分で手を動かしてコーディングすると、毎回新鮮な発見の連続で、とても楽しいです。
そんな日々の、とある一日についての記録でございます。
いつものように教科書『退屈なことはPythonにやらせよう』の演習問題を、自分ごと用に勝手にカスタマイズして解いていたときのこと。
気象情報のJSONを取得してきて、自分が知りたい地域の3日感の天気を表示する、というプログラムを書きました。
最初は雑に書き下して54行。
それから、くくれるところはくくって、24行、半分以下にまでコードを圧縮しました。
で、このとき、ふと、気づいたんです。
自分はAPIを使っている。
自分は、APIを、使っている!
と。
仕事柄、「API」という単語は、毎日のように耳にします。
どのAPIが何ができるとか、何ができないとかも、日常的に話します。
しかし、自分の人生を振り返ってみるに、実際にAPIを使ったことは、一度もなかったのです。
しかし。
今回、APIでJSONを取得し、それを整形するという作業を通して、僕はAPIを、具体的な手触りとして感じることができました。
「なるほど、こういうものなのか」と、APIを今までの何倍も解像度高く、把握することができたのです。
感動的でした。
普段からプログラミングをしている人からしても、プログラミングに興味のない人にも、伝わりにくい感情なんだろうなと思います。
でも、僕は大変に興奮しました。夜中に家を出て、公園を何周も早足で散歩し、なんとか自分を落ち着かせなくてはいけないほどでした。
この感動は、そうですね、例えば、ずっとアーティストのマネージャーをしていた人が、ある日一念発起して、楽器の練習をはじめ、曲を作り、ステージに立ってライブをしたのに似ているかもしれません。
ライブとはなにか、アーティストとはなにか、仕事がら知識としてはよく知ってはいるけど、実際に自分でやってみて、肌で理解した、みたいな。
あるいは、僕がずっとYouTubeを見ていた人が、はじめて動画を撮影し、編集し、公開したときのような。
そういう、憧れていたものと同じことをしてみた、という興奮も含まれるかもしれません。
いやーAPIすごいですね! 使いやすい!
これを提供している人/団体もすごい。頭が下がります。
思わず、「あそこはAPI提供しているかな」と、あちこち探しに行ってしまいました。
なかなか公開するのが怖い記事です。自分の立場的に、いくらでも非難できることでもあるので。
でも、この肌感覚的な感激は本物だし、同じくプログラミングを勉強しようとしている人たちにとっては共有する価値のある経験かもしれないので、メモとして書き記しておこうと思います。
プログラミング楽しい。
はてさて僕は、何をどこまでできるようになるんだろう?