エヴァンゲリオンの大きな楽しみ方のひとつ、「考察」「展開の予想」が、最終章が公開される今、とうとう、終わってしまいます。
もちろん、外伝的な作品が制作され、細かい謎が明らかになることも考えられますが、このシン・エヴァンゲリオンという作品において、描きたいこと、言いたいことのコアの部分は、本編で語り尽くされるのでしょう。僕個人も、メインのシナリオが終わると興味を失ってしまうタイプですので、観る前の今が、エヴァの考察を楽しめる最後のチャンスです。
とはいえ、エヴァは、あちこちの断片をかき集めれば集めるほど、謎も考察の内容もバカみたいに増えていってしまう作品です。ひとつひとつ精査していたら何万字というレベルになってしまいます。
残念ながら自分は、そこまで暇じゃない。
なので、THE GUILD深津さんが提案していた、最終章を観たあと、どれだけ自分が間違っていたか、浅はかだったか、良い意味で期待を裏切られたかを確認するため、書いて楽しめる範囲分だけ、考察と展開予想をメモっておこうと思います。
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いやー、それにしても「Q」には驚かされました。
まるで意味不明だったし、マリのQでの発言の通り「しっちゃかめっちゃか」でしたから。
「序」と「破」で、いい感じにストーリーが成立してきていたのに、「Q」でちゃぶ台をひっくり返したような騒ぎになったのは、「Q」がまさに「Q」、つまりクエスチョン=謎を散りばめた章だったからなんじゃないかと思います(大いに希望的観測を含む)。
だから、最終章では、「Q」で提示された分については、答えが全て出てくれるんじゃないかと期待しています。2時間半も時間をとってくれてもいることですし。
エヴァには気になる点が無数にありますが、今回の最終章を迎えるにあたって、特に気になっているのは、以下の点です。