「ワーケーション」。言葉は浸透していますが、やったことある人は少ないんじゃないでしょうか?
「WiFi環境とか大丈夫なの?」とか「そんな、自然豊かな楽しげなところに行って、仕事する気になるの?」辺りが理由で。
僕もそうだったのですが、あれは半年ほど前でしたでしょうか?
「遊ぶ広報プロジェクト」というのを見つけまして。
遊ぶ広報は、Huberが主催する、ワーケーションを支援するプロジェクトです。ワーケーションの地に赴いて、SNSで地域の情報を発信しつつ、仕事しつつ遊べば、1日5,000円の補助が出るという!
すごくないですか!?
むっちゃお得じゃないですか!?
やはり本当に仕事できるかどうか心配だったので、かなり慎重でしたが、でも断固たる意志で申し込みましたよ。僕は。
場所は吉野。
古都であり、桜の名所であり、ヨッピーが愛する地。
全く僕には縁もゆかりもない土地です。
「遊ぶ広報」がなかったら、行こうとは思わなかったでしょう。
でも、せっかく行くなら、遠いんだし、まあまあ長いこと行こう、と、6泊7日を申し込みました。
移動はレンタカーを使うことにしました。遊ぶ広報とは別に、レンタカーも、ワーケーションで使う場合は10,000円の補助が出るところを見つけたので。
当日は、八木大和駅までは電車で行って、その先はレンタカーで吉野に向かいました。
● ワーケーションは楽しいけど忙しい、忙しいけど楽しい
吉野のワーケーションは、とても楽しかったです。
気持ちのいい温泉や川や滝。
美味しい柿の葉寿司、日本酒、蕎麦、焼き肉、葛餅。
歴史を感じる神社仏閣。
そして、ワーケーションは、とても忙しかったです。
なにせ普通に仕事が入ってくる。Zoom会議だけでも1日5〜8本。
一方で僕は吉野にいます。できるだけ楽しみたいじゃないですか。いろんなところを巡りたいじゃないですか。
「仕事ある」「遊びたい」「でも仕事ある」。この葛藤がすごかったです。
吉野は夜がむっちゃ早い(5時くらいに店が閉まる)ので、「早く仕事を終わらせて遊ぶ」もできない。
だから朝方と昼休みがひとつの勝負所です。1〜2時間のうちに3つくらい回る勢いです。
むっちゃ忙しかった……
総じてワーケーションは最高に素敵でした。仕事と遊びが密に混じり合った不思議な時間。強く思い出に残ります。行って良かった。
ただ、僕はワーケーションについて、大事なことを学びました。
● しくじり先生によるワーケーション心得
● 普段と同じ仕事量をこなさない
仕事時間は4〜5時間くらいがいいです。せっかくバケーションできるところに来ているのですから、許される範囲で楽しみましょう!
ワーケーションに行くときは、事前に仕事量を調整しておくといいと思います。僕は全く調整しなかったので、遊ぶのと働くのとで超忙しくなり、大変でした……
● 普段と同じ内容の仕事をしない
ワーケーションは非日常なので、ゆっくり考えたり、長時間集中したり、議論したりするのに向いています。
できる限り、そういう仕事をワーケーション中に集中させましょう。僕は大量の細かい仕事をしていたので、「もったいない」という気持ちをぬぐえませんでした……
● 一番大事なのはネットワーク環境
WiFiがZoomできる程度に早くて、長時間いてもいい場所を調べておきましょう。ぶっちゃけ、その場所さえわかっていれば、どこにいっても大丈夫。仕事はできます。
僕は最初は宿で仕事しようとしたのですが、WiFiが脆弱だったので、結局コワーキングスペースやWiFi完備のカフェで仕事していました。
● 吉野って場所はどうなの?
さて、今回僕が行ったのは吉野です。
行く前は「何もないよ?」と散々脅されていたのですが、全然そんなことない、自然も文化も歴史も豊かなところでした。コンビニもありますし。
過疎が進んでいるので、そもそも人が少ないですが、お店について言えば、若い人たちが今どきの感性で切り盛りしているところがいくつもありました。
いくつかオススメの場所を紹介します。
● インフィニティ露天風呂「吉野の湯」
とても清潔で、おしゃれで、気持ちいい露天風呂です。むっちゃくつろげます。
確か土日しかやってなかったのでご注意ください!
● 柿の葉寿司
僕が食べた中では、「ひょうたろう」と「やっこ」が美味しかったです。
ただ、ここには宗教戦争がありますので、ぜひご自身で食べ比べてみてください。
● 食事処
いろいろ食べ歩きましたが、とても印象深く美味しかったのは以下。
↑手打そば「矢的庵」。喉ごしの鬼! 最高に美味しかったです。若い夫婦が切り盛りしているお店でした。
↑焼き肉「馬酔木」。焼き肉は何件か行ったのですが、格別に美味しかったです。写真に写っているイケメンは写真/映像クリエイターの永野貴志さん(元ジャニーズて実家はシカゴ!)と、今回のプロジェクトを企画しているHuber.遊ぶ広報の原崎さん。
↑鹿肉「魚歌家」。とてもジューシーで美味しかったです。店もお洒落かつリラックス空間で、落ち着けます。WiFi完備されていたらここでワーケーションしたかった…!
↑葛餅「中井春風堂」。なんと賞味期限が10分! 妖精の国の食べ物を口にしているような、美味しくも不思議な味でした。
● カフェ
いろいろ行ったのですが、オススメは以下の2店舗です。
↑モダンなカフェ「TSUJIMURA & Cafe kiton」。内装からメニューまで、全てが丁寧に作られていて、居心地が良かったです。
↑WiFi完備で長時間仕事できる「KR Kaffee」。仕事の半分はここでしていました。
● コワーキングスペース
「三奇楼」一択です。WiFiも完備しているし、居心地もいい。
宿泊施設も併設されているので、ここで寝泊まりしてもいい。
● 自然や神社仏閣
ヨッピーが愛する「宮滝」も素晴らしいし、修験道で使うという「トンボの滝」も気持ちよくていつまでもいられます。そして神社仏閣の類は山程あるので、好きな人は巡っているだけで飽きません。
そんな中、僕がほとほと感心したのは、毎日の夕暮れ時です。
場所柄になにかあるのか、僕が色眼鏡をかけているかわからないのですが、普通に大和絵みたいなんですよね。ベストな撮影スポットがないか探しまくっちゃいました。見つからなかったのですが。
● まとめ
ワーケーションは素敵な体験です。探したり準備したりが大変ですが、機会があればぜひやってみてください。
そして、吉野も素敵な古都でした。また行きたいです。まだ巡れてないところがたくさんあるんですよね。
Huberの「遊ぶ広報」サイトには、いくつかワーケーションプランが掲載されています。みなさまも気軽に相談してみてはいかがでしょうか!?