気が向いて『ドラゴン桜2』を一気読みしました。
阿部寛主演でドラマにもなったので、見たことある人も多いでしょう。
ドラゴン桜2は、ドラゴン桜の続編……ではなく、独立した物語です。
登場人物は被っていますが、前作の知識は必要ありません。
2では、ネットやスマホを活用した勉強法が多数出てきます。また、生徒や先生、他キャラクターたちも、前作より今っぽくなっています(おっとりしている?)。
あと、デッサン崩れがほとんど見受けられなくなっています。とても読みやすい!
基本的には読みやすいエンタメ路線ですが、途中何度か、不覚にも涙腺が緩んでしまいました。
東大目指して頑張るぞ! とテンションが上がる時期。
もう止めようかな、とテンションが下がる時期。
自信を持つ時期、自信を失う時期。
コツコツとやるしかない、静かで孤独な時期。
落ちた毛糸の音さえ聞こえそうな、緊張感に満ちた受験会場。
そして合否発表の爆発。
いい青春を送ったなあ、と、羨ましく思いました。
生徒側の主人公たちは、最初、特に覚悟なく東大を受けてみようと思います。
でも、数々の青春(青春としか言いようがない!)をくぐり抜け、1年間を駆け抜けていきます。
生徒たちの人生が劇的に変わっていく様を、素晴らしい表現力で描いた漫画でした。
僕は、受験はなんとなく潜り抜けてきた組です。
僕の受験時代には、(僕の周りだけかもですが)、「受験なんて大人の敷いたレールに乗るのは格好悪い」という風潮がありました。
だから、受験というものに、こんなにも一生懸命に、何度もくじけそうになりながら取り組む姿を、新鮮で羨ましく感じました。