子どもの頃、ときどき、夕食にちらし寿司が出てきていたことがあったんですよね。
そのとき、僕はちょっと、がっかりしていました。どうせなら自分で巻いて食べる「巻き寿司パーティ」の方が良かったな、って。
ちらし寿司には、自分がそれほど好きではない具材、例えばレンコンとかさやえんどうとかが入っていたのも、微妙でした。
しかし。
先日のひな祭りで、自分でちらし寿司を作ってみたところ……
ああ……
あああああ……
面倒くさいっっ!!!!!
むっちゃ面倒くさかったです!!!!
レシピはいつもの白ごはん.comの「ちらし寿司」と「お吸い物」をベースにしましたが、この通りに作るとですね、
・酢飯作って
・シイタケの煮物作って
・酢飯とシイタケの煮物はあらかじめ混ぜて
・錦糸卵作って
・レンコンの酢の物作って
・小エビの塩茹で作って
・青みの野菜何か用意して
・刺し身用意して
それから、これらを自分なりにいい感じに盛り付けて、ようやく完成。
お吸い物も作ると、手数の多さが半端ない。
普段は切って煮るか焼くかな料理しかしていないので、その手間ひまに脱帽しました。
ちらし寿司って、愛情なんですね。
実際の美味しさ以上に、「これだけ手間暇をかけて、たとえば、あなたのひな祭りをお祝いしたい」という気持ちを表現するもの。
今まではちらし寿司に残念な気持ちを抱いてきた僕ですが、これからは、ちらし寿司が出てきたら、「こんなに手間暇をかけてくれるなんて!」と感謝して手を合わせることにしたいと思います。