下の子が小学校を卒業した。
これで我が家的にも「小学校卒業」だ。
この6年は長かったか? 短かったか?
観点によって異なる。自分に起きた出来事という意味では、実にいろんなことが起きて、恐ろしいくらい長かった。しかし、子どもの成長とか、子どもと過ごした日々という意味は、アッという間だったなあ。
小学校1年のころは、しゃべるぬいぐるみといっていい可愛らしさだったが、6年間でだいぶ大きくなった。
何を言っても何をしても愉快な6年間だった。幼稚園から小学校に上がると、いわゆる学校生活らしい出来事や問題もいろいろ起きるが、それでも、子どもたちは可愛く楽しいままだった。
ウチは家族仲は良い方だ。週末は、映画を観にいったり、公園に行ったり、ゴロゴロしたりして遊んだ。
コロナがあった。
家にずっとこもっていなくてはいけない日々が続いた。
ただ、そんな中、子どもたちもイライラを溜めたりせず、むしろ、どこかリラックスして過ごしていたように思う。
コロナ禍には、僕としては2つのことをした。
ひとつは、漫画をいっぱい買ったことだ。
ウチは小さい頃から児童書は定期的に届いたり本屋で買ったりしていたが、子どもたちが少しずつ本を読まなくなっているのも感じていた。
ここで、「せっかく本があるんだから読みなさい!」と強要したって、絶対に読まない。
なので、漫画を買ってみた。
これが大当たり。子どもたちは積極的に、楽しんで漫画を読むようになった。
いずれ別の記事としてまとめるが、なかなか粒揃いな名作佳作を押さえていると思う。漫画も本だから、主体的に手に取って、ページをめくり、理解しようとしないと楽しめない。受動的にYouTubeをダラダラ見続けるよりはずっと良いだろうと、現時点では判断している。
(もちろん「漫画 日本の歴史」「漫画 世界の歴史」も全巻揃えているが、残念ながらこちらは全く手に取ろうとしない泣笑)
もうひとつは、Nintendo Switchを使って、家でカラオケをするようになったことだ。
コロナの前に一度カラオケボックスに行ったことがあるが、大音量と本格的なマイクを前に、子どもたちは緊張してあまり楽しめていなかった。
しかし、家でやるカラオケは、格別に気楽だった。歌詞をちゃんと覚えていない歌だろうが、自分の歌唱力に自信がなかろうが、家族しかいないわけだから、緊張せずにチャレンジできる。
これも大当たりして、みんなとても楽しんだし、歌もどんどん上手くなっていった。今でも我が家の週末の恒例行事となっている。
なお、Switchでカラオケをする際には、僕としては以下の3つの「音ズレ対策」がマストだと思う。
1. 安くていいからスピーカーを繋いで、Switchのヘッドホンマイク端子からスピーカーに音を出す(つまり、テレビのスピーカーを使わない)
2. USBマイクは有線
3. 最初にjoysoundで「タイミング調節」をやる
また、家族の誰かがコロナ(またはインフル)にかかった時は、徹底して隔離した。コロナの場合は10日隔離をした。
ここでいう「隔離」は、以下のような対応を指す。
1. 罹った人は寝室にいてもらう
2. 神経質にあちこちアルコール消毒する
一人で部屋にいる寂しさは、ご飯時などにFacetimeで寝室とダイニングルームを繋いで、ビデオ通話をしながら食事するなどで対応した。
おかげで、家庭内パンデミックは起こらなかった。
こんな感じで、3年くらいにわたるコロナ禍も、大禍なく過ごすことができた。幸運というしかない。本当にありがたい。
ウチは中学受験はしなかったし、習い事も積極的に通わせてない。
両方とも、本人の希望があれば親としてサポートするつもりだったが、親が進路のお膳立てをして、無理にやらせなくてもいいと考えたからだ(もちろんこれは我が家の考え方で、正しいかどうかは別。教育方針は家庭それぞれだろう)。
なので、勉強もそこそこ、運動もそこそこで、基本的にはのんびりと、のびのびと過ごした6年間だった。
長女の卒業式はコロナ真っ只中で、教室のプロジェクターで卒業証書授与の様子を見る、写真はみんなマスク付き、みたいな感じだった。今回の次女の卒業式は、みんなマスクなしで、体育館で全員集まって卒業式をしたり、卒業後に写真を撮りあったりしていた。でも、どっちも卒業式ならではの晴れ晴れとした感じは一緒だったかな。
春休みは、中受で遊べなかった友だちたちと予定を入れたり、親友とディズニー行ったりするらしい。
小学校卒業の感慨とか、中学生になる緊張感とかは、全然なさそうだ。
卒業おめでとう(今年について言えば、正確には、上の子は進学おめでとうだけど)。2人とも、これからもスクスクと育って欲しい。