鬼滅の刃が大ブームです。当然その波は我がにも来ております。
ウチには漫画が全部揃っているので、子どもたちは飽きもせず、何度も何度も繰り返し、漫画を読んでいます。
本当に、何十回も読んでいるのです。流石に飽きないのかな?と、不思議になりました。
そこで、熱心に読み耽っている次女を捕まえて、こう聞いてみました。
「何度も読んでも面白い?」
うなずく次女。その瞳は力強く、確信に満ちています。
ふーん、まぁ、子どもはそんなものかな、と納得しかけたのですが、ふと嫌な予感がして、もう少し突っ込んで聞いてみることにしました。
僕:「どういうところが面白い?」
次女:「……」
僕:「……鬼滅の刃って、どんなお話?」
次女:「……」
僕:「もしかして、どんなお話かわからない?」
次女:「……(黙ってうなづく)」
わかってないんだ!
どうもおかしいと思ってたんだ! 他の絵本や本などと違って、あまりにも毎日読んでるから。
いくら面白いといっても、流石にここまでは惹きつけないだろうと思ったんだ!
でもまさか、しっかりとうなづけるほどわかってないとはなー! 最終巻が出てないせいもあるのかもだけど、頭の中でひとつの話としてまとまらないのかなー。
そして、
僕:「……何度も読んでる他の本、たとえば『かくかくしかじか』とか『ダンジョン飯』とかも、わからない?」
うなづく次女。
僕:「わかるのある?」
次女:「……スラムダンク」
スラムダンクはわかるんだ。なるほどな……!
僕:「わからないのは、何で読んでるの?」
次女:「絵が面白いから」
すごいなと思いました。画力だけでも読ませる作品も、わからなくても何度も楽しむ子どもも。
豊かな時間の使い方だな、と思いました。